特集 小学校「総合的な学習の時間」−国際理解−

宮崎大学教授 影浦 攻

はじめに

 新しい学習指導要領の中の目玉として「総合的な学習の時間」が設定され,各学校が工夫をこらして取り組んでいる。この時間に取り扱う内容として,
  ・国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題
  ・児童の興味・関心に基づく課題
  ・地域や学校の特色に応じた課題
などが例示されている。
 これらの課題については,多くの教師がその内容と方法について熟知している課題もあるが,「国際理解」については,2〜3年前には「私がやらなきゃだれやる」という言葉をもじって,「私がやらなきゃだれやる」と他人任せの言葉に代えていたほど,多くの教師にとって扱うことに抵抗感がある課題であった。いや,今でもその抵抗感があり,各学校のこの課題の取り組みについては温度差があるのも事実である。
 このホ−ムペ−ジの中で,「国際理解」についての理解を深めて,さらに「英語活動」に楽しんで取り組んでいただけるように,英語活動の現状と指導内容や方法等について,4回にわたって様々な情報をお届けしよう!!

日  付タイトル
2003年1月第1回「英語活動」の現状と展望
2003年2月第2回 「年間活動計画」について
2003年3月第3回 「英語活動」の授業展開
2003年4月第4回 授業展開の応用編