中学2年になって勉強が難しいと感じたら復習しよう

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目次

2021.05.12

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1.中学2年生で勉強についていけなくなる理由は?

1-1.中学1年生の学習内容がしっかり定着していない

中学1年生で学ぶことを基礎にして中学2年、3年とさらに難しい単元を積み重ねていきます。とくに基礎が大事な数学や英語は、中学1年生で学ぶ基本がわかっていないと伸び悩む可能性大です。

もし中学2年生になって「勉強が難しい」と感じたら、まずは中学1年生の学習内容がしっかり定着しているかどうか確認しましょう。

1-2.予習・復習の習慣がついていない

中学1年生の学習内容を定着させるには、やはり毎日の予習・復習がとても大切です。

中学1年生の平均勉強時間(平日)は約1時間23分ですが、十分な学習時間がとれていないと予習・復習にかける時間が絶対的に不足します。

毎日コツコツ学習する習慣がないと、この先、中学3年生、そして高校受験の時期になっても思うような成績を達成することができません。もし伸び悩んでいるのなら毎日の学習習慣がついているのか、学習時間は十分かチェックしてください。

1-3.定期テスト対策がわかっていない

毎日の予習・復習により学習内容が定着しているかどうか、しっかり確認できるのが定期テストです。ところが定期テストの対策がわからない場合、思うような点数が取れません。

小学校と違い中学校はテスト範囲が広いので、重要ポイントをしっかり攻略することが大切です。中学2年生になっても定期テスト対策ができていないと、そのまま高校受験まで響いてしまうかもしれません。

2.中学2年生の学習内容は難しい単元が多い

2-1.英語は不定詞や動名詞、重要単語が出てくる

中学1年生の間はbe動詞や一般動詞など基本的な内容がメインでしたが、中学2年生になると動詞の形が変わる不定詞や動名詞、さらに比較や受け身の表現が登場します。

動名詞は現在進行形と混同されることも多く、中学2年生になると「英語の勉強についていけない」とつまずく生徒が多くなるので注意。ここで挫折すると中学3年生の現在完了形や過去分詞、現在分詞などがわからなくなります。

2-2.国語の内容もアップグレード

中学1年生で学ぶ歴史的仮名遣いを基本にして、中学2年生では「平家物語/枕草子/徒然草」など有名な古典が登場します。協調や疑問を表す係り結びの法則、さらに重要古語を覚える、主部や補語の省略部分を補う内容など中学1年生の勉強さらに一気に難しくなったように感じます。

2-3.中学2年生の数学は連立方程式が難解

中学2年生になると登場する連立方程式は、中学1年生で習う1次方程式が解けないと理解することができません。数学は完全な積み上げ型教科なので、中学1年生の学習内容が定着していないと成績アップは難しくなります。

さらに中学2年生になると図形の証明問題が登場しますが、問題の解き方や正しい考え方を学ばなければ完全に置いてけぼりになり、数学が苦手教科になる可能性大です。

3.中学2年生は中だるみの時期

中学2年生は中学1年生の頃のような緊張感がなくなり、さらに中学3年生のような「高校入試へ」へのプレッシャーもなく、完全に中だるみの時期となります。

「高校入試はまだ先だから大丈夫」と油断しているとどんどん学習内容についていけなくなります。とくに積み上げ型の数学や英語は中学1年生の学習内容があいまいになったままでは中学3年生になってもついていけず成績が低迷することに。中学2年生はまだまだ挽回できる時期。

もし中学2年生で成績が低迷しているなら、中学1年生の学習内容を見直してみましょう。

 

4.中学2年生でつまずいたら復習が大事

4-1.積み上げ型教科の見直し

数学と英語は中学1年生の基礎が頭に入っていないと先に進みません。もし中学2年生になって数学と英語の点数に満足できないときは、まず中学1年生の復習から始めましょう。

英語はbe動詞と一般動詞を混ぜて使ってはいけないという一大ルールがありますが、現在進行形のせいでこのルールが理解できていないお子さんが散見されます。英語も数学もルールをしっかり頭に入れることで理解が進みます。

4-2.教科書に準拠した参考書や問題集を活用

中学生の勉強は教科書をベースにするのが基本です。教科書の内容がわからない、理解が深まらないときは教科書に完全準拠した「教科書ガイド(参考書)」「教科書ぴったりトレーニング(問題集)」を見ながら勉強するのがおすすめ。

自宅学習はと部活や習い事などで塾に行けない、学習時間を効率的に使いたいお子さんに向いた学習方法です。

4-3.教科書準拠のメリット

教科書完全準拠の参考書や問題集は教科書と単元や見出しが完全一致しており、教科書をベースに学習したいお子さんに最適。

さらに教科書ではわかりにくい説明部分に補足があり、練習問題の解答や解説も豊富です。自宅学習で苦手教科を克服したいなら、教科書完全準拠の参考書・問題集を活用しましょう。

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