4.授業の実際
「おもちゃをつくろう」(5/10)
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教師の作った作品を見せ,製作意欲や見通しを持たせる。
ぴょんがえる,けん玉 ぶんぶんごま,こま スピードゲーム |
(1) | こま(牛乳キャップに楊子をさしたもの)
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(2) | ぶんぶんごま
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(3) | けん玉
・ | 昔からあるおもちゃ。伝えていきたい。
材料は割り箸・折紙・たこ糸。結ぶのは無理と考え,セロテープでとめる。 |
※ | 1度しか入らなかったが大きな拍手をくれた。うれしかった。 |
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(4) | ぴょんがえる
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(5) | スピードゲーム
・ | だんボールにトイレットペーパーの芯をセロハンテープで付けたものにテープ類の芯を転がす。 |
・ | 突起物,転がすもの,遊び方が工夫できる。 |
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目打ちなどの安全な使い方について確認をする。
グループで活動をしてもよいことにする。
作ったものを認める。
迷っている子には声をかける。 |
作ったもので遊んだり,さらに新しいものを作ったりする。 |
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※ | 目を輝かせて見本のおもちゃを見ていた子どもたちだったが,いざ作り始めると,見本とは異なるものを夢中になって作っていった。 |
※ | 作業スペースを作っておいたが,材料の回りやその近くにあるテーブルで作業する子がほとんどだった。(材料のそばから離れられないようだった。) |
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※ | | 本時の授業の中では発表はしなかったが,やはり入れて確かめ合う場・認め合う場を設けて,まとめたほうがよい |
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作品は,次時に続くので置き場所を知らせる。
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5.単元を終えて
「本当によく作ったなあ」の一言である。第1時に提示した材料の多くを使い切ってしまうほど単元終了まで夢中になって作っていた。
もっとおもちゃで遊び,より工夫をできたらと思い,途中でヒントコーナーを設けた。
そのヒントコーナーでは,ぶんぶんごまやこまを回した。校長先生より,「私も作りました」とこまをいただくと,「僕のこまと勝負をしよう」と対戦する児童が現われた。校長先生のこまはよく回るので,子どもたちは手に取り,牛乳キャプが2枚重ね・3枚重ねで作られていることに気付いていった。
また,児童の作った作品で一緒に遊んだりした。とんとんずもうには,多くの児童が集まった。遊んだ後,「自分のとんとんずもう」を作っていった。
本単元の終わりごろには,グループでの作業,活動が多くなった。共同で大きなおもちゃを製作するというよりは,個々の作ったものを持ち寄って遊びを共有しているという感じである。また,おもちゃの数が次第に増え,持ち運びを考えたようで空き箱を利用しておもちゃ入れにしたり,おもちゃの一部分をおもちゃ入れにしてまとめる児童もでてきた。
おもちゃ発表会では,何を作ったのか・どうするものなのかを真剣に見,尋ねていた。よく回ったもの,跳んだもの,聞こえた音などに歓声をあげ大きな拍手を送っていた。
おもちゃの見本を見せたこと・豊富な材料は,児童に作りたいという意欲を十分に持たせることができたと思う。
このあと「地域の方々に昔遊びを教えてもらおう」(老人人口の少ない地域)では,地域のお年寄りや保護者の方々とのふれあいを深めた。
そして,「もうすぐ2年生」では,併設の幼稚園生を招待する計画を立てた。地域の方々に教えていただいた遊び(折紙,あやとり)やこの単元で作ったおもちゃで一緒に遊ぶという活動につながっていった。
6.できあがった作品
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