【小学生】夏休み明け!勉強も運動も頑張るために必要なことは?

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目次

2022.07.20

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1.規則正しい生活習慣が第一

1-1.夏休み中に生活習慣が乱れてしまったら

「休みなんだからゆっくりしたい」そんな気持ちから、就寝時間や起床時間が乱れてしまうお子さんもいますが、2学期が始まるとそうもいきません。
夏休み明けから勉強も運動もしっかり頑張るためには、夏休み中も生活習慣を崩さないことが大切です。
もし就寝時間や起床時間がズレて夜中に起きている習慣がついてしまった場合は、まずは規則正しい生活習慣に戻すことが必要になります。
夏休みの間に生活習慣が乱れてしまったら、2学期が始まる1週間前からだんだん生活習慣をもとに戻すよう見守りましょう。

1-2.3点固定で自己コントロール

3点固定とは「起床時間・勉強開始時間・就寝時間」の3つの時間をしっかり決めることです。夕食や入浴などの時間はほかの家族もいるため自分の都合で決めることができません。
しかし、紹介した3つの時間は小学生でも自分の意思で決めることができます。夏休みでもこれらの時間は主体的に決めさせて、ルール通りの生活をできるように親御さんが誘導してあげるのが一番です。

1-3.朝起きたら朝日を浴びる

起床して朝日を浴びると、脳内にセロトニンという脳内物質が分泌されます。このセロトニンは精神の安定に関わる物質で、感情や気分のコントロールにも関わってきます。
朝日をしっかり浴びることで気持ちが前向きになり、体内時計のずれも修正され、勉強に運動にやる気が出てくるはずです。

2.睡眠時間はしっかりと

2-1.小学生の平均睡眠時間は?

国内の統計では、小学4年生から6年生の子どもの平均睡眠時間は8時間41分、平均就寝時間は21時57分、平均起床時間は6時38分というデータが出ています。
理想的な小学生の睡眠時間は8~10時間といわれています。

2-2.睡眠が重要な理由

子供は睡眠中に成長ホルモンが分泌されています。この成長ホルモンは子供の体を成長させるだけではなく、骨を丈夫にしたり免疫力をアップさせたりするなどの重要な役割があります。
また、睡眠中はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を交互に繰り返します。
特に、レム睡眠中に記憶が脳に定着するため、睡眠時間が短いと日中学習した内容が脳に定着しにくくなるのです。

2-3.睡眠不足が与える影響

睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が低下してしまい、成長の遅れ、注意や集中力の低下、日中の眠気、食欲不振などさまざまな影響が出てきます。
このような症状が出てくると勉強や運動に集中することができません。

3.朝食をきちんと食べる

3-1.朝食が必要な理由

朝は忙しいから朝食を食べないまま登校する小学生もいるようです。
朝食を抜いたまま登校すると、「登校中や授業中にめまいを起こして倒れる」「集中力が落ちてしまい授業の内容が頭に入ってこない」など、学校生活に支障をきたす場合があります。
2学期からも勉強や運動に打ち込みたいのであれば、しっかり朝食を食べましょう。

3-2.朝食を摂ることの重要性

朝起きた子供の体はエネルギーや水分不足になっていますが、朝食を摂ることで不足した栄養を摂取することができます。
特にブドウ糖は、脳を活動的にさせるための重要な栄養素です。また、朝食を摂ることで体温があがり、体を活発に動かすことができます。

3-3.ゆとりをもった起床時間が重要

起床後、あまり時間にゆとりがないと朝食を食べる時間が摂れず、そのまま登校することもあります。
朝食をきちんと食べてもらうには早寝早起きが大切です。朝に時間のゆとりがあれば、朝日をしっかり浴びることも、ゆったりと朝食を摂ることもできるでしょう。
毎朝ギリギリまで寝ている生活は精神的にも肉体的にも良くありません。朝型、夜型は遺伝的要素が強いとも言われています。お子様の様子が極端な場合は、専門医に相談するとよいでしょう。

4.2学期に達成したい目標を立てる

4-1.具体的な目標をもたせる

2学期の目標があれば、子供も目標に向かって頑張ろうと意欲がわくものです。
ただし、目標は少し努力すれば叶うレベルのものにしましょう。「すべてのテストで100点を取る」などの実現不可能な目標はやめて、より地に足の着いた目標を設定させることが大事です。
たとえば、「苦手な算数を得意科目にして80点以上を取る」「毎日30分予習復習する」「漢字の小テストで100点を取る」などです。「テストの成績を上げる」というような目標ではぼんやりとしすぎてしまい、どこに力を入れていけばいいのかわからなくなってしまいます。
また学習面だけではなく、生活面の目標も持たせてあげるとやる気が出てきます。

4-2.プレッシャーを与えない

せっかく子供が2学期の目標を決めたら、その目標に対してプレッシャーを与えないでください。
「算数のテストは80点以上取るんじゃないの?」「予習復習は毎日1時間できるでしょ?」「漢字の小テストだけじゃなく国語のテストでも100点を取らなきゃね」など、プレッシャーになる言葉は避けましょう。

 

参考記事:夏休みの勉強の時間はどれくらい必要?
参考記事:成績が上がる小学生の読書術
参考記事:小学生の夏休み明けのテスト対策方法
参考記事:家にいる時間が増えた今、集中力をあげる勉強の環境

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