家にいる時間が増えた今、集中力をあげる勉強の環境

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目次

2021.07.28

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1.家のなかで落ち着ける環境を探す

1-1.集中力をあげるために重要な環境

子供が家庭内で学習するために重要なのが集中力です。小学生や中学生では長時間ひとつの勉強に集中し続けることはできません。

そこでいかに集中できる環境を作るかが大切です。そのためにまず、学習環境として避けたい環境をあげてみましょう。

・背後に家族の声や気配をつねに感じる(目の前に家族がいるほうが安心する)
・上部に家族の動きを感じる(オープン階段の下は不適)
・学習部屋の入口がフルオープンで家族から丸見え

とくにプライバシーを重視し、静かな環境で勉強したいお子さんは上記のような環境では気が散ってしまいます。学習効果をあげるために、どのような環境が適しているか考えてあげましょう。

1-2.リビングでの学習について

「リビングは家族の声やテレビの音がつねに聞こえてくるから落ち着かない」という子供もいます。

ところが半面、適度な雑音が耳に入るほうが落ち着く、集中力があがると感じる子供がいるのも事実です。リビング学習のメリットを考えてみましょう。

・宿題のわからない部分を親や兄、姉にすぐに聞ける
・親子のコミュニケーションが増え精神的に落ち着く
・集中力を鍛え、ほどよい緊張感がある

リビング学習の場合、必要な教科書やノートを収納する場所を作らないと散らかってしまいます。落ち着ける学習環境のために、効率的な収納方法を考えることが大切です。

1-3.自宅以外の場所

自宅以外にも静かな図書館、児童館、祖父母の自宅、友達の家など、落ち着いて勉強できる場所があると、よい気分転換になります。ただし現在は、新型コロナウイルス感染予防のためにも自宅で学習が基本です。

2.生活習慣を見直す

2-1.十分な睡眠時間を確保する

小学生の場合必要な睡眠時間は約9時間から10時間半と言われています。中学生の場合約8時間は確保したいところですが、現実は小学校6年生で8時間30分、中学校1年生で7時間40分が平均的な睡眠時間です。

睡眠不足になると授業中や家庭学習での集中力が続きません。必要な睡眠時間を逆算して、早めに就寝できるように見守ってあげましょう。

2-2.栄養のある食事をとる

毎日コンビニのお弁当や冷凍食品、お菓子、お肉だけの食事では栄養バランスが偏ってしまいます。成長期の子供には栄養バランスのとれた食事が欠かせません。

脳に必要な栄養分はビタミンB群や良質な脂、そしてブドウ糖です。ビタミンB群を摂取するには鶏肉、豚肉、ゴマ、海苔、鮭、イワシ、マグロなどがおすすめ。

2-3.適度な運動は脳を活性化させる

中学生になると部活が始まるので運動不足になる心配は少ないのですが、適度な運動は脳に酸素を送り気分をリフレッシュさせてくれます。

もし子供の運動不足が心配であれば、休日の決まった時間に1時間程度散歩をする、ジョギングをするなど配慮してあげましょう。

3.目標を設定する

3-1.着実に実現できる目標をつくる

自宅学習で必要なのは具体的な目標です。たった1日で教科書を10ページ、20ページ勉強することはできません。そのような無謀な目標を掲げても長続きせず、すぐに挫折してしまいます。

挫折の経験は子供にとって好ましくないもの。できるだけ小さな目標を設定させ、確実にこなせるように計画を立てるのが一番です。

3-2.勉強できる時間を決める

平日は部活などもあり、勉強に費やせる時間は限られています。そのため短時間で集中して自宅学習をおこなう必要があります。「勉強できる時間は1時間だけ」と時間を決めれば自然と集中するもの。時間を決めて小さな目標をクリアできるようになると、大きな自信になります。

3-3.慣れないうちは親の見守りも必要

家庭学習の習慣がない子供の場合、どのように学習時間を設定すればいいのか、どのように目標設定すればいいのかわからず不安になります。

家庭学習に慣れるまでは親御さんがサポートしてあげるのが理想。ただ強い口調で叱ると子供のモチベーションが下がるので「こうしたらどうかな?こうするといいかも」など、提案するスタイルで見守りを。

4.マイペースでできる自宅学習を習慣に

4-1.授業でわからない部分を自己解決する方法

授業を受けても「この単元が全体的にわかりにくかった」と思うことは多々あります。その「わからない」を放置しておくのはNG。

積み重ね型教科の数学や英語は基礎部分をおろそかにすると、ずっと苦手教科のまま終わってしまいます。自宅で教科書の内容を基本から理解するには、教科書の内容に沿った参考書やワークブックが最適です。

4-2.教科書ぴったりトレーニングで時間効率アップ

「教科書ぴったりトレーニング」は、教科書の単元名や単元の並びが同じ教科書完全対応のワークブックです。要点チェックで単元の基本部分を学習し、基礎的な練習問題、さらに応用問題へと無理なくステップアップ。教科書と併用することで、基礎から応用まで対応できる力を養います。

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