小学生の勉強法で、やってはいけないこととは?

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目次

2022.05.04

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1.休憩をとらせず、がむしゃらに勉強させる

1-1.小学生が集中できる時間

小さな子供に1時間、2時間と連続して勉強させることはむずかしいものです。なぜなら、集中できる時間は小学校低学年では約15分前後、高学年になっても約30分前後とかなり限られているからです。
集中できる時間の限界を超えて、延々と勉強させつづけることはできませんし、仮にできたとしても子供の心身に大きな負担をかけてしまいます。

1-2.睡眠不足の悪影響

寝る間をおしんで勉強させる、また素直にそれに従う子供は一見「勉強熱心な良い子」というイメージが浮かびます。ところが6~13歳までの理想的な睡眠時間は9〜13時間と言われており、一般的な睡眠時間8時間より長くなっています。
保育園時代にはお昼寝がありましたが、小学生になるとその時間はありません。そのため、その分の睡眠時間も確保しなければならないのです。
成長期の子供の睡眠時間が短くなると「注意や集中力の低下・眠気・イライラ・成長の遅れ・多動・衝動行為」などの原因になると言われています。

1-3.適度な休憩時間を入れる

子供が自宅学習をする場合、親が無理やり長時間勉強させるのではなく「20分勉強したら10分休もうね」と適宜休憩時間を入れてあげるようにしましょう。
とくに小学校低学年では無理に勉強させると「勉強嫌い」になるリスクもあるため、最初は10分程度の学習時間から始めます。慣れてきたら少しずつ勉強時間を増やし、無理をさせないことが重要です。

2.いろいろな参考書や問題集を買い与える

2-1.宿題との両立がむずかしい

子供の自宅学習を少しでもスムーズにしてあげたいと、問題集や参考書を購入する親御さんは多いものです。ただし、一度に大量の参考書をまとめ買いするのは危険です。
目の前にたくさんの参考書が山積みになった光景を見ただけで、子供は「こんなに勉強しないといけないの?」と目に見えないプレッシャーを抱えてしまいます。また学校からの宿題以外に問題集で勉強するとなると、時間に追われて精神的余裕もなくなってしまいます。

2-2.最低限の問題集・参考書から始める

どうしても参考書や問題集を購入しなければならないときは、まず1冊購入することから始めましょう。子供と一緒に書店で参考書をチェックし、納得できたものを購入すればOKです。
今使っている教科書の内容に準拠した参考書・問題集であれば、教科書と並行して学習できるので便利です。

3.点数だけではなくその過程を見る

3-1.子供を責めるのはNG

テストの結果をみて「たったこれだけしか取れなかったの?もっとちゃんと勉強しなさい」と叱るのは厳禁です。ただでさえテストがうまくいかなかったことが負い目になっているのに、追い打ちをかけるように子供を責めると精神的にも追い込まれてしまいます。
「あなたは勉強ができない子ね」と言われると、その言葉が一生子供の心に刻まれてマイナスの影響を与えるかもしれません。できない問題があるということは、伸びしろがあるというふうに考えましょう。

3-2.ほかの子供と比較する

「お兄ちゃんはいい成績が取れていたのに、あなたはダメね」など、ほかの兄弟姉妹や友達、親戚などと比べるのも厳禁です。
ほかの子供と比較されることは子供のプライドを傷つけ、本人のやる気を削いでしまい、「どうせ私なんて」といじける原因につながります。

3-3.励ますことが大事

たとえいい点数が取れなかったとしても「すごい!この前のテストより10点も上がってるね」「毎日30分勉強できてる、すごいね」と努力の過程に目を向けて、積極的にほめてあげましょう。そうすれば子供は「点数じゃなく頑張りを見てくれる」と自信をもつことができ、勉強に対する苦手意識が薄れる可能性が高くなります。
勉強が嫌いになるのは「勉強に対する苦手意識」が強く影響しているため、苦手意識を打ち消す(ほめる)ことが大切なのです。

4.間違えた問題を確認しない

4-1.学力アップは弱点克服から

学力を向上させるためには、教科書の内容をしっかり理解することが一番です。それができないと同じことの繰り返しになります。点数ばかりに目がいって、日ごろの予習や復習、とくに間違えた問題を再チェックさせない勉強の方法では根本的な学力アップは望めません。
とくに学習レベルが低い小学校低学年のうちから、テストで間違えた問題を振り返り、教科書の内容をチェックするように習慣化していきましょう。これができるだけで、その後の勉強がうんと楽になります。

4-2.教科書ぴったりトレーニングで学力アップ

「教科書ぴったりトレーニング」は、今お使いの教科書を参考につくられています。そのため単元名やその並び、イラストなどが教科書とよく似ているのが大きな特徴です。
教科書と「教科書ぴったりトレーニング」があれば、効率的に予習・復習することができます。重要事項をつかみ、練習問題から、実践的なテスト対策へと無理のないステップアップを目指しましょう。がんばり表やぴったりシールも付属しているので、頑張りを目でみて確認することができるのもうれしいポイントです。

小学 教科書ぴったりトレーニング

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