親が子どもに勉強を教える秘訣

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目次

2021.03.31

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1.感情的にならない

1-1.子どもを否定するのはNG

親が子どもに勉強を教えるとき「こんな簡単なこともわからないの?」と感情的な言葉を使って否定してしまうのはNGです。

小学校低学年のうちは学習に慣れていないので間違いもあるはず。子ども自身が「大丈夫かな?」と心配しているところにキツい言葉を浴びせると意欲が低下したり、自己嫌悪に陥ってしまいます。

学習に対して意欲をなくすと「勉強なんかしたくない」と学習にマイナスイメージを抱き、小学校、中学校と成績低迷の原因をつくってしまうのです。

1-2.子どもの反発心をあおらない

「早く宿題をしなさい!こんな点数しか取れないの?もっと真面目にやりなさい!」などの激しい言葉は、子どもの心を奮い立たせるどころか反抗心をあおってしまいます。

大人の立場に置き換えてもあきらかですが、上司からつねに「もっと営業成績をあげろ!もっと真面目にやれ!」と言われたらどうでしょうか?

「はい!もっと頑張ります」と思えるでしょうか?完全に逆効果ですし、自由や自主性を奪うことで子どもの反発心をあおってしまいます。

2.時間をかけて見守ること

2-1.学習環境を整える

東大生の48%がリビングで勉強していたというデータもあるくらい、リビングでの学習は効果的といわれています。

もちろんすべての子どもにあてはまるわけではないので、まずは最適な環境を一緒に探してあげましょう。

2-2. 勉強しやすい時間帯を見つけてあげる

子どもによっては早朝の方が集中できるため、夜は早めに起きて早朝から勉強し成績アップを実現しているケースもあります。

「うちの子は早起きだな」と思ったら、朝のうちに予習や復習をするように勧めてあげるなど、子どもが学習しやすい時間帯を探してあげるのも効果的です。

2-3. アンガーマネージメントで怒りをコントロール

子どもの勉強をチェックしていると、簡単な問題なのに間違っていることもあります。そこで怒る前にまず、心のなかで1から6まで数えてみましょう。

人は怒りを感じた最初の6秒間に怒りのピークを迎えます。腹が立ってもしばらく冷静になれば、子どもを落ち込ませるような感情的な言葉を使わずにすみます。

2-4. 子どもは完璧ではないと理解する

子どもの失敗を責めるのはとても簡単ですが、失敗を責めても問題は解決しません。「失敗しても大丈夫、きちんと勉強すればいいのよ」と言えるように、心にゆとりをもちましょう。

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3.日常生活の中から学習意欲をもたせる

3-1.勉強の場は学校だけじゃない

勉強の場は学校だけではなく、家庭のなかにもたくさんあります。どこの家庭にもある時計ですが、これも学習教材になりますね。

スーパーマーケットで買ってきたプチトマトを数えたり、ホールケーキを切り分けて「これで二分の一になったね。もう一回切ったら四分の一になるね」と一緒に学ぶと学習効果も高くなります。

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3-2. 実際に身の回りにあるもので学習する

月の形が日によって変わることが不思議だなと思うのは自然なことですが、それがなぜ起きるのか子ども自身が納得するには実践することです。

夜の部屋で明かりを消し、部屋の中央でライトを持ち疑似太陽をつくり、その周りをボール(月)を持って太陽を中心にして動くなど実践してみるとわかりやすくなります。

4.教科書に準拠した学習教材を上手に使うこと

4-1.学習教材を購入するなら教科書準拠が一番

教科書はいくつかの出版社から販売されており、出版社が違うと単元名や教える順番などに違いがあります。せっかく学習教材を使うなら教科書に完全準拠した学習教材を選びましょう。

1ページ目から教科書と学習教材の内容がずれていると、子どもも混乱してしまいます。

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4-2.イラストを多用した学習教材を選ぶ

とくに学習習慣がついていない小学校低学年では、学習教材の内容が文字だけでわかりにくいと意欲がそがれてしまいます。

できるだけ文字が大きく、イラストを多用した学習教材を使用しましょう。予習・復習だけではなく学力を確かめるための問題集がついていると、学力を客観的に確かめることもできます。

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