【高校受験】模試の結果表の正しい読み方・分析方法はコレ

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目次

2021.09.29

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1.模擬テストといっても主催者によりさまざまな種類がある

1-1.模擬テストの主催者は多種多彩

高校受験前に欠かすことのできない模擬試験。学校から指導されて漠然と受験していた…というケースも少なくありません。この模擬試験ですが、主催者は学習塾だけではなく、さまざまな事業所が手がけています。たとえば…

・地元の新聞社に設置された文化センター ・出版社 ・県模試事務局(地元新聞社や地元テレビ局後援) ・一般社団法人 ・株式会社(模擬試験や受験情報専門) など

ほかにも多くの事業所や会社が中学生向け模擬テストを作成、実施しており、全国、全県統一や塾統一の模擬試験として多くの生徒が受験しています。

1-2.難関高校向けの模擬テストもある

全国や全県規模で多くの生徒が受験する模擬試験がある一方、塾内で受験する小規模模擬試験などその規模にも差があります。

ほかにも難関校向けに特化した模擬テストがあり、現実に難関校を目指す生徒はもちろん、将来、東京大学や一橋大学、京都大学のような上位国立大学や大学の医学部を目指す中学生が「自分のレベルを知るため」に受験するケースもあるようです。

1-3.希望する高校のレベルにあった模擬テストを受ける

高校受験対策模擬テストにもいくつか種類があります。難関校向けの模試や、特定の私立高校や県立高校だけに特化した模試、5校程度の志望校が選べる一般的な模試などいくつか種類があり、どのようなテストを受ければいいのか迷ってしまいます。

ただし迷ったからと言って、やみくもにたくさんの模試を受ければいいというわけではありません。費用もかかりますし会場まで移動する時間や費用を考えると、必要な模試だけを選んで受験する必要があります。

2.個人成績表に書かれていることとは?

2-1.一番気になる偏差値と得点

個人成績表で一番気になるのが偏差値と得点、さらに志望校への合格可能性です。得点は国語・英語・数学・社会・理科の5教科の総合点が表示され、ほかの生徒と比較することで一喜一憂しがちです。

ただし、模試は何度か受験するため得点や偏差値はどんどん変化していきます。得点や偏差値だけに振り回されるのは良くありません。

2-2.志望校合格可能性

模試では志望校を3~5校程度絞り、合格圏内にあるかどうかを判定することができます。志望校への合格可能性が60%以上あればまずは安心ですし、それ以下(とくに40%以下)の場合はかなりの努力が必要です。

結果を見て志望校を変更する、さらに努力するなどの対策や方向性を決めることができます。

2-3.これまでの成績をチェックする

同じ主催者の模試を受験していると、過去の成績も同時に表示されます。成績がだんだんアップしていれば「努力が反映され始めている」と感じることができますし、成績が横這い、または右肩下がりであれば根本的な学習方法(学習時間)や生活習慣を見直す、テストでわからなかった部分を市販のワークブック(教科書準拠がわかりやすい)で復習するなどの対策が必要です。

3.設問分析表で間違った問題をチェックする

3-1.一番大事な設問分析表

実際に受験した試験を採点したものが設問分析表です。この分析表をチェックすると「数学の空間図形の理解が足りない・英語のリスニングで点が取れていない」など弱点がわかります。

理解できていない部分を重点的につぶしていくことで得点アップが狙えるはずです。

3-2.弱点は伸びしろ

すでに高い点数が取れている得意科目の点数を、もう10点、20点伸ばすことは容易ではありません。ところが苦手科目は苦手を克服すれば10点、20点の上積みも夢ではありません。

模試によっては項目別得点率が表示され「大部分の生徒が得点できている」単元を表示しています。もしその単元を落としているのなら、大きな損をしていることに。苦手教科でもきちんと勉強すれば確実に取れる単元を狙っていきましょう

4.苦手教科は教科書準拠のワークブックで復習する

4-1.苦手教科克服に教科書準拠のワークブックを活用

高校入試には、教科書で出題されている単元(学習内容)以上のものは出てきません。そこで点数が伸び悩んでいるとき、活用したいのが教科書と教科書準拠のワークブック「教科書ぴったりトレーニング」です。教科書完全準拠なので単元名や単元の並びも一緒。

教科書だけでは理解しにくい部分も、教科書ぴったりトレーニングと併用することで教科書の内容をしっかり頭に入れることができます。

4-2.無理なく理解できる3ステップ構成

「教科書ぴったりトレーニング」を開くと、いきなり練習問題から始まることはありません。まずは教科書の基礎要点チェックから始まり、基本を固めたうえでの基本から応用までの練習問題、さらにテスト形式でも確認テストと無理なく3ステップで実力を養うことができます

4-3.無料の動画授業で問題の解き方を学ぶ

教科書ぴったりトレーニングを購入した方は、無料で授業動画を視聴することができます。「解き方がどうしてもわからない、理解しにくい」単元があれば、無料動画をぜひチェックしてください。

動画視聴には会員登録が必要です。動画は2021年4月より順次アップしています。

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