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私の実践・私の工夫(生活)

私の実践・私の工夫(レッツゴー町たんけん)

1年

北海道小学校 教諭

1.はじめに

十勝の中心都市である帯広市。農業,酪農などの第一次産業を基盤としながら,あらゆる分野の産業があり,様々な職業に携わる人々が集まっている。そんな環境の中で暮らす子どもたちにとって,帯広市は自分たちの日常生活が様々な分野で働く人々によって成り立っていることを実感することのできる,恵まれた地である。その特徴を生かし,関わりの深い身近な施設見学を通して自分と社会との関わりに気づく第一歩につなげたいと考えている。

2.実践

(1)単元名 レッツゴー 町たんけん

(2)単元目標

自分たちが住む町を探検し,町の自然,人々,社会,公共物などに関心をもつとともに,自分達の生活は,地域で生活したり働いたりしている人々や様々な場所とかかわっていることがわかり,それらに親しみや愛着をもち,人々と適切に接することや安全に生活することができる。

(3)単元について

本単元では,町探検を通して得た気付きから,自分の町のよさを発見し,愛着をいだくようにしたい。今回の実践では,子ども達の日常生活に身近であり,よく利用する公共施設をピックアップした。駅・郵便局見学,図書館見学の2段階に分けて見学し,そこで働く人々の様子や,公共施設の仕組を自分の目で見て,様々な気づきを通して社会とのつながりを感じることをねらいとして行った。

(4)実践の記録

学習活動 評価
●事前学習① 【帯広駅と帯広郵便局に行って,知りたいこと・調べたいことを考えよう】
・帯広駅・帯広郵便局でどんなことを調べるかグループごとに考える。 (質問例)
帯広駅
◎1日の駅の利用者数は? ◎特急列車は,どのくらいの速さで走っているのか。 ◎一度にどのくらいの人を乗せることができるのか。 帯広郵便局
◎1日にどのくらいの手紙やはがきを届けるのか。 ◎ポストの形は,どのくらいの種類があるのか。 ◎郵便局は,いつから始まったのか。
見学を通して,どのようなことを知りたいのか,グループで話し合うことができているか。
・ワークシート「たんけんパスポート」に,施設見学の約束や各グループで考えた質問をまとめる。 ワークシートに探検の計画をまとめることができているか。
●見学① 【帯広駅と帯広郵便局を見学しよう】
帯広駅
・駅周辺にはどのようなものや建物があるか見学する。 →交番・バスターミナル・タクシー乗り場 ・駅構内にはどのようなものがあるのか見学する。 →みどりの窓口・自動券売機・自動改札機・電光掲示板 ・駅員の方にグループで考えた質問をする。
施設の様子や,そこで働く人々の様子を,積極的に見学し,探検パスポートにメモを書くことができているか。
帯広郵便局
・施設内にはどのような機械があり,どのような働きをしているか見学する。 →書状区分機・自動押印機・X線検査装置 ・事前に書いたはがきをポストに投函。 ・局員の方にグループで考えた質問をする。
●まとめ① 【見学したことをまとめよう】
・見学で使用した「たんけんパスポート」のメモをもとに,ワークシート「町たんけんニュース」に,それぞれの施設で見学したことをまとめる。
●事前学習② 【帯広図書館に行って,知りたいこと・調べたいことを考えよう】
・帯広図書館でどんなことを調べるかグループごとに考える。 (質問例)
◎1日の利用者数は? ◎一度に何冊まで本を借りることができるのか。 ◎全部で何冊の本があるのか。 ◎読書の他に,どんなことができるのか。
見学を通して,どのようなことを知りたいのか,グループで話し合うことができているか。
・ワークシート「たんけんパスポート・町たんけんメモ」に,施設見学の約束や各グループで考えた質問をまとめる。 ワークシートに探検の計画をまとめることができているか。
●見学② 【帯広図書館を見学しよう】
・各グループに分かれて,図書館職員の方の案内で館内を見学する。 ・帯広図書館の歴史がまとめられたDVD鑑賞をする。 ・図書館員の方に,事前学習で考えた質問をする。
施設の様子や,そこで働く人々の様子を,積極的に見学し,探検パスポートにメモを書くことができているか。
●まとめ② 【見学したことをまとめよう】
・見学でし使用した「町たんけんメモ」をもとに,ワークシート「町たんけんニュース」に,それぞれの施設で見学したことをまとめる。
見学内容を,絵と文で「町たんけんニュース」にまとめることができているか。
●まとめ③ 【町たんけんの報告文を書こう】
国語科「たんけんしたことを つたえよう」の学習で,今回の見学内容を整理した報告文を書く。
1.見学内容を,「たんけんカード」に記入。 2.書く順序を考えて,「たんけんカード」を「はじめ」「中」「おわり」に並びかえる。 3.「たんけんカード」を生かして,報告文を書く。 4.報告文を,クラスのみんなで読み合う。
※国語科における評価
「はじめ」「中」「おわり」のまとまりを考えて,町探検の報告文を書くことができているか。

3.成果と課題

●成果

子ども達にとって身近である施設を見学したことにより,改めて興味を深めることができた。

駅・郵便局・図書館と,どの施設も一度は利用したことがあったり,日常生活に深い関わりがあるものである。しかし,今まで目を向けていなかったことが今回の学習を通して明らかになり,今後色々な視点を持って利用しようとする意識が芽生えた。また,働く人々を実際に見ることで,自分の生活が多くの人々の働きによって支えられていることに気が付くことができた。

●課題

成果として挙げた「今後の意識」を持続させ,さらに視点を広げていく学習を,今後も継続して取り組まなければならない。

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