私の実践・私の工夫(生活科)

1年
つくろう あそぼう              
大阪府A小学校

1.単元目標

昔の遊びを調べ,実際に体験することを通して,昔の遊びに興味を持つことができる。

地域の人たちや・友だちと遊びを通して,触れ合うことができる。

外国の人と遊びを通して,外国のことに興味・関心を持つことができる。

友達と協力して,工夫しながら作る楽しさ,遊ぶ楽しさを味わうことできる。


2.単元について

 子どもたちの遊びをみると,テレビゲームやお絵かき等の室内遊びが主流になり,遊びが個人化・少数化し,友だち同士の関わりや触れ合いが少なくなりつつある。また,おもちゃにしても高価な既製のおもちゃがほとんどで,自分で作ることが少なくなっている。そこで,子どもたちに幅広い遊びに興味・関心を持たせたく,冬休みの課題として遊び調べをさせた。

 むかしの遊びは,体を動かし,手足をつかって活動するなど,手先の器用さが要求されるものが多く,集団遊びやルールの大切さを通して友だちとふれあい,みんなと楽しむことができる。

 このむかしの遊びを子どもたちに伝えていきたいと思い,地域の方や保護者に「子どもたちと一緒にあそびませんか。」と呼びかけ,お手玉,あやとり,おはじき,こま回し,ペッタン,はごいた等の遊びを教えていただくことにした。

 また,国際化が進み,外国文化の波がどんどんうち寄せてきている昨今,外国への興味・関心を持って欲しいと願い,遊びを通して外国の人と交流する機会を持った。

 1年生には,アメリカ人の父親を持つ児童もおり,お互いに理解を深めていくことが大切だと考え,今回はアメリカの方に,ゲストティーチャーとして来ていただき,話を聞いたり遊びを教えてもらったりすることにした。

 第3次の「つくってあそぼう」では,2年生と合同で遊びを工夫・創造し遊ぶ活動へと発展させた。

指導計画(全15時間) 実施月:1・2月

第1次 7時間

 (1) あそび調べ学習(1時間)

 (2) あそび発表(2時間)

冬休みのあそび調べの集計


 (3) 名人といっしょにあそぼう(2時間)

 (4) 教えてもらったことを友だちに伝えよう(2時間)

おばあちゃん,おてだまじょうずだね。3つでもできる。すごいな。


おばあちゃんに,おしえてもらってできるようになったよ。できてうれしかったよ。


おはじきのあそびかたがわかったよ。


第2次 2時間

 (1) 外国のあそびをしよう

 アメリカ人(マイケルさんと交流)

 マイケルさんに教えてもらったよ。 かえるのなきごえは?


 日本の遊びをマイケルさんに紹介したよ

にほんには,あやとりという あそびがあるんだよ。みてみて ほうきができたよ。


まりつき じょうずでしょう。歌にあわせて,まりつきができるようになったよ。


第3次 6時間(2年生と合同)

 (1) つくってあそぶ計画をたてよう(2時間)

 (2) つくる(2時間)

 (3) あそぶ(2時間)

 幼稚園児を招待して,「あそび大会」をしました。
(けんだま,ヨーヨー,さらまわし,さかなつり,こま,ぶんぶんごま等)

ロボットたまいれ

ふくわらい

ボーリング もぐらたたき
3.実践を終えて
 昔の遊びを調べることで、今と昔の遊びの違いに気づくことができた。
 友だちや保護者・地域の方・幼稚園児の様々な人々と関わり活動することができ、人の人との温かいふれあいを感じとることができた。
 友だちと協力して身のまわりの材料を使って、おもちゃを作ることができた。そして、異学年・幼稚園児との交流を深めることができた。
 また、外国人と交流し、外国のことに興味を持つことができた。

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