【高校生】大学入学共通テストに向けた勉強方法とは?

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目次

2022.11.09

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1.大学入試センター試験から変わった大学入学共通テストの特徴

1-1.大学入学共通テストで加わったポイント

2021年から始まった大学入学共通テストですが、センター試験とはどのような部分が変化したのでしょうか。センター試験で重視されていた「知識・技能」のほかに、「思考力や判断力、表現力」も問われるようになったのが大きな特徴です。そのため問題をいかに理解できるかが重要になります。
知識や解法などの基本的な学力を基礎として、各種資料や図表等を読みこみ、文章問題などを解かなければなりません。限られた時間のなかでどれだけ実力を発揮できるか、情報をいかに整理して解答にたどり着けるか、などの能力が問われます。

1-2.国語と数学の平均点が低下

2021年に実施された大学入学共通テストと比較して2022年実施のものでは、国語の平均点が前回より7.25点低下、さらに数学ⅠAは19.72点もの大幅な低下、数学ⅡBも16.87点も低下しています。
センター試験の場合、ある程度の画一的な解法パターンがあり、その方法にのっとって正解を導くという方法が採用されていました。ところが大学入学共通テストになると、数学でも文章問題が増え、文章を読んで理解する能力が問われるようになったのです。国語に関しても複数の資料が提示され、それらを関連付けて情報を読解する力が試されました。

1-3.過去問が少ない

2021年と2022年の2回しか実施されていないため過去問の蓄積がかなり少なく、過去問対策が難しいです。ただ「基本的な学力が身についているかどうかが重要」であることに変わりはありません。
過去問対策は各高校でも対応があり、最新情報も高校を通じて連絡がきます。いたずらに不安にならず、まずは基礎をしっかり固めましょう。

2.大学入学共通テストへ向けたスケジュールづくり

2-1.高校1、2年生でできること

大学入学共通テストまでまだまだ先のように感じてしまいますが、大学入学共通テストでは高校1、2年生で学んだ範囲も出題されます。高校1、2年生で学ぶ学習範囲をしっかり固め、基礎を抑えておくと本格的な受験勉強に突入しても学習がスムーズに進みます。

2-2.高校3年生の新学期

いよいよ大学入学共通テストが近づいてきました。この段階ではまず志望校を決めることが大切です。将来の目標や就きたい職業から志望校を絞っていきましょう。
志望校のレベルや必要な科目などをチェックして、現状と比較します。実力が足りないのであればそこをカバーするために学習量を増やす、集中的に苦手科目に取り組むなどの対策が必要になります。

2-3.受験に向けたスケジュールの作成

まず1日に学習できる時間がどれくらいあるのかを確認します。次に苦手教科や苦手単元を中心に「今週は数学ⅠAの三角関数を復習しよう」「英語のリスニングに力を入れよう」などのスケジュールを組み立てましょう。志望校の状況と比較して、学力が足りない部分を重点的に復習していきます。

3.大学入学共通テストに向けた学習方法

3-1.ミスを減らすために

試験には制限時間が設定されているうえに、試験会場の雰囲気に飲まれ、焦ってケアレスミスを連発してしまうケースもあります。
時間を気にするあまり計算ミスや読み間違えをするのはあまりにも残念なことです。このようなミスを防ぐためには、問題を確実に解く練習を続け、徐々にスピードを上げる学習をしておくことがおすすめです。

3-2.問題文の読解に慣れる

数学の問題では文章問題がかなり増えており、日本語の読解力も要求されています。慣れない生徒にとってはとっつきにくく、うまく得点に繋げられないリスクがあります。
対策としては文章量の多い問題を何度も解き、パターンに慣れましょう。ほかにも過去問や類似の問題に取り組むことが効果的な学習方法になります。最初は解答に時間がかかりますが、慣れればスムーズになるはずです。

3-3.リスニングやリーディング問題に慣れる

英語は出題形式がセンター試験から大きく変化しています。リスニングやリーディングの能力が問われる内容になっており、とくにリスニングは集中力、理解力、経験が必要になります。
リスニングは慣れない生徒にとっては苦手だと感じてしまうかもしれませんが、何度も英文を聴くことでだんだんと「なにを言っているのか」理解できるようになります。同時にリーディング問題に対応するために長文を読む練習もしておきましょう。
問題には論説や物語だけではなく、Eメールや会話文などコミュニケーションを重視した内容も出題されているのが現状です。生活密着型問題は社会に出ても役立つ可能性があるため、楽しみながら学習できるのが理想的です。

4.基礎を学習するために役立つ「教科書ガイド」

4-1.基礎部分の確認が重要

時代が変わり大学入学共通テストへと試験の名前は変化しても、基礎学力が問われる点に変化はありません。「問題が解けない、意味がわからない」ということにならないためにも、まずは基礎部分を確認しましょう。
苦手科目や苦手単元を確認し、わからないようなら高校1,2年の基礎部分に戻り復習することが大切です。基礎を復習するための最適な参考書をお探しの方に、高校生向けの「教科書ガイド」をおすすめします。

4-2.丁寧でわかりやすい解説で基礎力アップ

高校生向けの教科書ガイドは、教科書の内容をまとめわかりやすく解説しています。教科書だけでは理解できない部分も要点をまとめ、問題の解き方などを丁寧に解説しているのでわかりやすい点が魅力です。
大学受験のための基礎固めとしても利用できますし、もちろん予習・復習用としても活用可能です。「授業で単元を聞き逃してしまった…。授業の内容が理解できなかった…」など、授業内容についていけなかったときも役立つ1冊になっています。

教科書ガイド

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