【高校生】期末テストの点数を上げるには?塾に通わないとダメ?

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目次

2021.12.15

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1.高校生に塾は必要?

1-1.高校生が塾に通う理由

高校生が通塾する理由を調査するといくつかの理由が見えてきます。まず「自宅が(なんらかの理由で)落ち着ける空間ではない」「スマホやゲームなどの誘惑を断ち勉強に集中するため」など学習環境の問題により塾に通うことがあります。

確かにスマホやゲーム機がそばにある環境では誘惑に気をとられて勉強がすすまないこともあるでしょう。学習環境を整えることは大切ですし、そのために塾を利用するのは有効な方法です。

1-2.難関大学受験など目的に合わせて塾を選んでいる

通塾している高校生のなかには「難関大学突破のため」など明確な目標をもっているケースも少なくありません。

入試にでやすい問題や入試に役立つ情報を教えてくれる、集中しやすい環境がある、塾講師が熱心など塾に通うメリットや魅力があれば選ぶ理由になります。部活で忙しい生徒なら、苦手教科だけ塾に通うという方法があるかもしれません。

1-3.「ただなんとなく…」では続かない

通塾する生徒のなかには「友達が塾に通っているから私もなんとなく…」と明確な目標をもてないまま、周囲の友達に流されることも。この場合、モチベーションが続かずに途中で塾をやめる可能性が高くなります。

高校生に塾が必要なケースもありますが、それはきちんとした目的をもっている生徒のみ。自己管理ができ学習環境の整っている生徒に「塾は必須」とまでは言えません。

2.大きく変わる高校生の学習指導要領

2-1.定期的に改訂されている学習指導要領

学習指導要領とは高校はもちろん、小学校や中学校での教育の基本となる重要なものです。この学習指導要領は一度決めてしまったら未来永劫変わらないものではありません。

社会はつねに変化しており、その変化に合わせて学校教育も変えていくのが自然な姿です。2022年に高校に入学する生徒を対象に、改訂された学習指導要領が適用されます。

2-2.なぜ学習指導要領が変わるの?

学習指導要領は文部科学省によって約10年のスパンで改訂されていますが、今回は…

選挙権年齢が18歳に引きさげられ、政治との距離が近くなった

情報化やグローバル化がかつてないほど加速しており、先を予測することがむずかしい

社会情勢や雇用環境が大きく変化している

少子高齢化が進むなか、新しい価値観で豊かな社会を生みだす原動力が必要

など、社会が大きく変わっている現状がベースにあり学習指導要領が改訂されました。

3.これからの高校生に求められるもの

3-1.急激に変化する社会への対応力

情報化社会の急速な発展により、進化した人工知能(AI)が高度な判断をおこない雇用状況をも変えようとしています。自動運転技術が発達すると運転手という仕事は将来なくなってしまうかもしれません。

またグローバル化により外国人と接する機会が増えることも十分考えられます。社会構造や状況が大きく変化するなか、その変化に柔軟に対応できる力が求められます。

3-2.アクティブラーニング

学ぶことに関心をもち授業の内容を理解することはもちろん、自分自身の学習状況の確認や将来のキャリア形成など未来につながる「能動的な学び(アクティブラーニング)」の能力を伸ばすことが必要です。

「学生の間だけ勉強すればいい」のではなく、生涯にわたって学習し続けるという意欲や計画性などが求められます。

3-3.表現力(コミュニケーション力)

グローバル化により外国語をつかって外国人とコミュニケートする場面もでてくるでしょう。またクラスメートや教師、家族、友人との会話からより多くの発想にふれ、新しい考え方や可能性を見出すことは人間性を豊かにします。

このとき重要になるのが表現力です。国語や英語はこの能力を磨くために重要になります。

4.塾を選ぶなら新学習指導要領をどこまで意識しているか見極め

4-1.さまざまな条件を加味して塾選びを

子どもに強い目的があれば塾に通う必要性もでてきます。けれどどのような塾でもよいわけではありません。

「難関大学入学・苦手教科の克服・学習環境の整備」など目的に合わせた塾選びが大切です。また各家庭の経済状況や塾との距離などさまざまな条件を考えて最適な塾選びをしましょう。

4-2.できれば直接指導方針などを聞く

前述したように、2022年から学習指導要領が大きく変わります。学習指導要領が変化することにより教科書の内容も大幅変更となります。高校では指導要領に即時に対応しなければなりませんが、一般の塾はどうでしょうか?

塾の責任者や講師のなかには学習指導要領が変わることに興味がない、または改訂のことは知っていても内容を把握していないケースがあるかもしれません。

塾選びは子供まかせにせず、塾のHPをチェックして学習方針を確認したり、直接講師や責任者と話をして学習指導要領の変更にどう対応するのか、きちんと話を聞いておくと安心です。

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