寒い冬の朝 子どもを早く起こすための10の工夫

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目次

2021.12.08

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1.睡眠をとる環境をととのえる

1-1.子供の寝室の温度をあげる

真冬にあたたかい布団を出て起床するのは大人でもつらいものです。真冬になると室温が10℃未満になることも珍しくありませんし、布団との温度差が広がれば広がるほど起床しにくくなります。

そこで起床時だけでも寝室の温度をあげてあげましょう。理想は25℃前後、湿度は50%前後です。ファンヒーターやエアコンなどを使って、一時的に部屋の温度をあげる工夫を。室温が高くなることで起床しやすくなります。

1-2.カーテンをひいて朝日を室内に入れる

起床するための要素は適度な温度と湿度だけではなく、朝日も関係してきます。窓から朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、気持ちのよい朝のスタートが切れるのです。ところが冬は夏にくらべて光が弱く、カーテン越しに朝日を浴びてもスッキリしないと感じるケースが増えます。

そこで冬場は朝起きたらカーテンを引き、朝日をしっかり浴びて体内時計をリセットしましょう。

1-3.好きな曲をかける

起床時に好きな曲をかけると、なんとなく気持ちがワクワクしてくるものです。大好きなアニメの主題歌や好きなアーティストの曲を聴くと「よし!今日もがんばるぞ!」と前向きな気持ちになってきます。

自室で朝、宿題や今日の日課表の確認をするときに好きな音楽を聴かせてあげると、モチベーションが変わってくるかもしれません。

2.朝ごはんにも工夫を

2-1.好みの朝食を用意する

朝から苦手な食材オンパレードの朝食では、起きるのもうんざりしてしまいます。納豆が苦手なのに、テーブルの上に納豆があり無理に「体にいいから食べなさい」と言われると朝食が嫌になってしまいます。

偏食はよくありませんが、1品でもいいので子供の好きな食材を入れてあげると起きるのが楽しくなってくるもの。「目が覚めたらおいしいサラダがある、ハンバーグが食べられる」と思えるだけで、起きるのが楽しくなるでしょう。

2-2.朝食のにおいを子供の寝室に漂わせる

朝食のにおいが子供部屋に漂ってくると、そのにおいで自然に目が覚めるということもあるようです。

キッチンと子供部屋が近い場合、わざと部屋のドアを少しあけて朝食を作る音やにおいを漂わせてみると効果があるかもしれません。とくに成長期の男の子には効果が期待できます。

2-3.新品の洋服を着ていく、新しいバッグをもっていくなど動機がある

私服で登校できる小学校や中学校の場合ですが、前日に「明日は新品の洋服を着ていく」や「新しく買ったバッグを持っていく」などのモチベーションがあると翌日の起床もスムーズです。どんな場合にも使える方法ではありませんが、ファッションなどに興味のある子どもには効果てきめんです。

3.眠りの質を上げる工夫を

3-1.睡眠時間の1時間前に入浴する

夜眠くなる時、人の体の深部体温は下がっています。深部体温を下げるために手足から熱を放出します。眠る前に手足が暖かくなっているのは「より深い眠りにつくための準備」。ところが冷え性の子どもは手足から熱を放出させることがむずかしいため、深い眠りにつきにくいのです。

そこで睡眠の1時間前に入浴するのがおすすめ。入眠前に入浴で体温をあげておくと入眠する前までに体温がさがり、スムーズに入眠できます。

3-2.マフラーなどを巻いて保温しておく

冷え性のお子さんに効果があるのが、マフラーなどで首の太い血管をあたためておくこと。手足を冷やさないためにもしっかり保温をしましょう。

また目元を温めると入眠前にリラックスできるので、子どもが嫌がらなければ蒸しタオルなどで目のまわりを温めてあげましょう。目元を温めると体全体もぽかぽかと感じられますので、体が冷えやすいお子さんは首元と目元をあたためてあげるのがおすすめ。

4.ぐっすり眠るために夜はスマホやゲームから遠ざける

4-1.すくなくとも入眠1時間前にはスマホやゲームをやめる

スマホやPC、ゲーム機を見ていると、画面から発する強い光が目に入ってきます。この光が脳を刺激するため、ゲーム機を閉じてもすぐに入眠できず、眠れなくてまたゲーム機を開くという悪い循環になってしまうことも。

ぐっすり眠るためには、入眠1時間前までにはスマホやPC、ゲームなどの画面を見ないように配慮しましょう。

4-2.布団はできるだけ温めておく

冬場になると、布団がかなり冷えているケースが多くあります。お布団に入っても寒くてガチガチ震えている、布団が温まるまで眠れない経験があるかもしれません。スムーズな入眠のために「布団が寒くて眠れない」のは大きな障害です。

できれば眠る前に、布団を布団乾燥機で温めてあげる、電気敷布団を敷いてあげるなども工夫を。電気式の敷布団は熱くなりすぎることもあるので、できるだけ温度をあげないよう注意しましょう。眠る前は「高」温度に設定し、入眠前に「中」温度に設定するなどすると、布団内部が熱くなりすぎないのでおすすめです。

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