【小・中学生】英単語を効率よく覚える方法とは?

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目次

2021.11.03

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1.まずは正しい読み方から勉強する

1-1.漢字と同じで正しい読み方から始める

見たことのない新しい漢字を学ぶとき、いきなり見よう見まねで書くのではなく、読み方や熟語を勉強したうえで何度も漢字を書いて覚える方法が効率的です。英語も同じ。見たことのない英単語が登場したときは、最初に自己流で適当な読み方を覚えないようにしてください。

動詞のtakeは「タケ」と読めてしまいますが「テイク」です。英語は日本語とは違い、見たまま読めばよいわけではありません。最初に読み方をきちんと理解しましょう。

1-2.音読しながら書く

英単語を覚えるときは実際に鉛筆を持って、何度も声に出して音読しながら英単語を書くと頭のなかに定着しやすくなります。英語は「現在形・過去形・過去分詞」の3つの活用がありますので、この活用も一緒に覚えるとさらに効果的です。

過去形は語尾にedがつくケースも多いのですが、先ほどのtakeのようにtake-took-takenと活用形にして覚えるとかなり有利です。過去分詞がよくわからないアメリカ人も実際にいるのでこの活用の形はむずかしい部分ですが、何度も繰り返して覚えましょう。

1-3.熟語として覚える

Takeという英単語を覚えたら「take off(離陸する、~を脱ぐ)」「take out(~を取り出す)」などの熟語を一緒に勉強するとさらに効率がよくなります。

教科書にも動詞と前置詞を組み合わせたイディオムが掲載されていますので、それらを参考にしながら「動詞に前置詞がつくといろんなことが言える」という概念が理解できるだけでも違います。

2.フォニックスも知っておくとかなり有利

2-1.英単語を正しく読む方法

前述したように「take」をタケと読む、「war」をワーと読むなどローマ字のノリで英単語を覚えてしまうと大変なことになります。英単語の綴りを覚えると同時に「正しい発音」を覚えていくことが大事です。

そこで役立つのがフォニックス。「綴り」と「発音」の間にある規則性を学ぶことで英語の正しい発音を簡単に学ぶことができるのです。

例えば「pig」という英単語の読み方はpが「プ」iが「ィ」そしてgが「グ」になりつなぎ合わせると「プィグ」になります。長い英単語でも読み方の基本を覚えれば「この単語はこう読む」と予測がつきやすくなり、どんどん学習を進めることができるのです。

2-2.インターネット動画などでフォニックスの知識が手に入る

中学校でフォニックスの授業はありませんが、インターネット動画や英語関連のサイトではファニックスに関する動画や知識がかなり多く発信されています。これら動画やサイトは無料で利用でき、時間のあるときにサッと勉強できるので便利です。

3.日本語を間に入れずに覚える

3-1.イメージで覚える

例えば「snow(雪)」という英単語を覚えるとき、日本語の意味もしっかり覚えるはずです。ところが英語と日本語を一体にして覚えると、外国人と話すときに日本語を英語に変換し、さらに相手の英語を日本語に変換する癖がついてしまい、会話のスピードについていけなくなります。

snowと聞いたら雪と反射的に口に出すのではなく、意味がわかったうえでイメージ(雪が降る情景など)に置き換えると日本語の呪縛から少しずつ距離をとることができます。

3-2.体を動かしながら覚える

動詞と前置詞を組み合わせたイディオムを覚えるときに、実際におこなっていた方法です。例えば「take care of」という熟語ですが、これは世話をするという意味です。このとき、実際に体を動かして赤ん坊を世話するジャスチャーをしながら、英文を声に出していました。

赤ちゃんのお世話をするジェスチャーをしながら「I’ll take care of your baby.(あなたの赤ちゃんをお世話しますよ)」と言うと、言葉と行動が一致することで英文を早く覚えることができ、英単語力や英文作成の力がグンとアップしました。

4.中学生になったら語源(語根)も意識してみる

4-1.英単語にも語源(語根)がある

英単語も漢字と同じように語源があり、ラテン語がベースになっています。例えば「port」という言葉はラテン語「portare」が語源になっており、意味は運ぶ(carry)になります。このportという言葉は英単語のなかでもさまざま使われており、例えば…

・import(輸入という名詞と動詞 頭についているimは中へという接頭語)

・export(輸出という名詞と動詞 exは外にという接頭語)

・transport(輸送するという動詞 transは~の向こうへという接尾語)

・support(支援するという動詞 supは、下から運び上げるという接尾語)ちょっと見ただけでこれだけあります。

portという言葉はそれだけでも港という意味があり、airportという英単語も日本人にはおなじみです。このように語源を押さえて覚えていけば、芋づる式に学習することができるのです。

4-2.ほかにもさまざまある語源(語根)

Portだけではなく、見るという意味のある「spect」や送るという意味をもつ「mit」、保つという意味のある「tain」、投げるという意味のある「Ject」など多くの種類があります。

無理にすべてを学ぶ必要はなく、まずは教科書に出てきた英単語を見て「これら英単語には語源があるんだ」と思ってもらえれば良いのです。英語に興味をもち「英単語は楽しい、英語は楽しい」と感じることができれば、そこから英語力は大きく飛躍するはずです。

 

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