小学生の勉強方法

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目次

2020.10.06

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1.まずは勉強に集中できる環境をつくる

小学生の場合は勉強よりも遊びや趣味の方に興味が湧く時期でもあるので、勉強しなさいと叱っても素直に聞く子はそういません。とはいえこのまま勉強させずに放置しても良くないので、勉強方法には少し工夫をしてみましょう。

子どもが勉強や宿題をする際は、完全に集中できる環境を作るのが重要です。テレビが付けっぱなしのリビングや、兄弟姉妹と一緒の部屋では集中力を削いでしまう原因になります。

またリビングで勉強をさせるならテレビは消して静かな環境を作ること。子ども部屋にしても兄弟姉妹とスペースを分けるか、小さい兄弟姉妹がいる場合は、勉強中は部屋に入れさせないなどの工夫が必要です。

勉強中はあまり声を掛けずにそっと見守りましょう。分からないことはまず自分で考えて調べる力を養うためです。様子を見てあまり進んでいないようであれば、どこが分からないのか親から一度声を掛けてみると良いかもしれません。

「ここが分からない」と子どもの方から助けを求めてきた場合は、一緒に考えて、解き方を教えてあげましょう。一緒に考えてくれる大人の存在があるだけで、子どもは大きな安心感を得られるようになります。分からないことは素直に分からないと聞いていいんだと安心することで、勉強への抵抗感も薄れてくるはずです。

ただし何でもかんでも手を貸してしまうと、子どもが自分で考える力を奪ってしまうことになるので、声を掛けるタイミングには注意しましょう。

2.適切な教材をえらび日々の努力を確認する

教科書だけで学校の勉強に付いていけているかどうかは、親であれば誰しも心配になる点だと思います。教科書以外にも教材を与えることは、理解を深めることにも繋がるのでおすすめです。ただし教科書の補てんとして市販の教材を選ぶ際は、子どもに合っているかどうか見極めるのが大切です。

教材を「何となく」で選んでしまっていませんか? 教材を使って勉強するのは親ではなく子ども自身です。そのため、子どもの性格や学習内容に沿った教材選びをするのが何よりも重要なポイントとなります。

構成としては、要点や重要事項をつかめる【準備】、授業で学んだことをおさらいできる【練習】、身に付いたことを確認できる【テスト問題】と、ステップが分かれており、着実にレベルアップできる教材だと安心です。

たとえば算数での教材選びの場合ですが、算数は基礎を理解していないと次に進めません。そのため基礎をしっかりと勉強できる教材を選びましょう。

基礎部分は大きな文字で書かれている、もしくは色分けしてあるような教材がおすすめです。また子どもが使っている教科書に沿ったワークブックだと、スムーズに進められる他、予習・復習の両方に役立ちます。

楽しく勉強してくれるためにも、シールで毎日の進捗状況が分かるものだと良いかもしれません。親がシールを貼ってあげるなどして、「今日はいっぱい頑張ったね!」「もうこんなに進んだの?すごい!」など声掛けも忘れずに行いましょう。

3.達成感を得ることで学習習慣をつける

勉強は問題を解いたらそこで終わりではありません。ドリルや問題集の採点はなるべく親がサポートに入ってあげましょう。子どもが自分で採点をしてしまうと、間違っている問題があっても面倒な気持ちが働いてしまい、考えようとしないケースがあるからです。

採点をしてみて合っているところは大きな〇を付けたり、大袈裟なくらいに褒めてあげましょう。全問合っていたら大きな花丸を付けるくらい大袈裟で良いのです。子どもの努力を親が認めることで「自分でできた!」と達成感を得られるようになります。

結果として、この達成感が日々の学習習慣に繋がり、親が言わなくても自ら学習するようになるのです。

反対に間違ってしまった問題や、答えが書けなかった問題についても親が的確なフォローを。予想以上に出来が悪かったとしても、子どもを責めるのはNGです。責めることにより、ミスを恐れて学習意欲がどんどん薄れてしまいます。

またテストで悪い点数を取った際に、最悪の場合テストの点数を報告しないようになってしまうかもしれません。間違ったり、答えが分からなかったりしても大丈夫だと親から教えてあげましょう。

「どうして分からなかったのか」「考え方は合っていたけど惜しいミスをしていた」など、子どもと一緒に考えるのが大切です。子どもが理解できるまで根気強くサポートし、繰り返し学習させて弱点を克服しましょう。

4.まとめ

今回は小学生の勉強方法についてご紹介しました。

勉強の理解度については個人差があるので、まずは学習することを習慣化させるように親がサポートしましょう。そのためには勉強に適した環境づくりを始め、子どもに合った教材選び、親からの声掛け、子どもの努力の確認や評価など工夫することが大切です。

学習する上で得意な部分は積極的に褒めて伸ばす。また反対にできなかった部分や苦手な問題は親からアドバイスをしてみてください。親子間のコミュニケーションも増えますし、分からない部分は親に頼っても良いという安心感を得ることができます。

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