子どもが五月病になったときの対処法

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目次

2020.04.24

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1.話をよく聞いてあげる

5月は新生活の疲れが出始め、人間関係や勉強のストレスを強く感じやすい時期です。

この時期には子どもに些細な変化がないか注意深く観察して、変化があるようならじっくり話を聞いてあげる時間を作ることも大切です。自分から学校の話をしなくなった、些細なことでイライラするようになった、ぼーっとする時間が増えたなど、気になることがあれば自然に声をかけてあげるようにしましょう。

何気ない会話を増やせば、悩み事を打ち明けやすい空気を作り出すことができます。何かあった?と問いただすのではなく、自然と子どもが打ち明けてくれるのがベストです。学校に行きたくなさそうにしているのであれば、無理に行かせようとするのではなくどんな理由で学校に行きたくないのかを一緒に考えてあげましょう。

悩みを抱え込んでしまう性格の子どもの場合、誰かに今の気持ちを打ち明けるだけですっきりするという場合もあります。理由を聞いて、自分なりの考え方を教えてあげるのも良い方法です。

その考え方を強要するのではなく、こんな考え方もある、ということを教えてあげるだけで、子どもの考え方に影響を与えることができます。理由を話しても子どもが学校に行きたがらない場合は、がんばりすぎる必要はないということを教えてあげましょう。

2.健康的な生活をサポートする

五月病は、生活習慣の乱れでも引き起こされたり、ひどくなってしまいます。睡眠不足や食事の栄養の偏りは精神面に悪影響を及ぼします。

学校でのストレスで眠れなくなっていたり、間食や偏った食事によって脳が正常にはたらかなくなっている可能性もあります。健康的な生活をサポートしてあげるだけでも精神面が良好になり、前向きな考え方ができるようになるかもしれません。

睡眠時間をしっかり確保できるように、早めに食事の時間を作ったり、お風呂にすぐ入るように促してあげましょう。しっかり湯船に浸かり、体が温まったあと1.2時間は、眠りやすい状態になっています。夜更かしをさせず、すぐベッドに入るように促しましょう。

栄養バランスのとれた食事を考えることも大切です。間食が多いようなら減らす、または栄養素の高いおやつに切り替えて、その分食事で補うようにしてみてください。

また、休日家でダラダラと過ごしているという場合はしっかり体を動かせるようにアクティビティに出かけるのもおすすめです。体をしっかり動かし、日光に当たれば、夜はぐっすり眠ることができます。

休日にストレスを発散して、また新たな気持ちで一週間を始められるようにサポートしてあげましょう。

3.専門機関に相談することも大切

子どもが自分のことを話そうとしない、どうアドバイスしてあげれば良いかわからないという場合は専門機関に相談するという方法もあります。

無理に学校に行かせるように言ってしまったり、子どもに強く当たってしまうなど、誤った対処法をしてしまうと、子どもを余計に傷つけることになってしまいます。不登校や引きこもりになってしまう前に早めに対処しましょう。

スクールカウンセラー、心療内科、学校外の子どもの話を聞いてくれる機関など、意外と身近に専門機関はたくさんあります。心療内科では話を聞いてくれる以外にも、眠れない子どもに睡眠導入剤を処方してくれたりと医学的な対処法も行ってくれます。

それ以外の機関であっても、家族や学校と無関係の人に相談するだけでも子どもの気分転換には最適です。五月病や不登校、引きこもりの子どもをたくさん相手にしている専門家ならではの対処法で、子どもにしっかりアプローチしてくれます。

また、子どもについて悩みすぎてしまう、負担を抱え込みすぎてしまう両親も、カウンセラーや専門機関に相談することで新たな対処法を見つけ出していくことができます。子どもとどう接したら良いかわからない、負担が大きすぎると感じたら、無理せず専門機関に相談するようにしましょう。

4.五月病になる可能性は誰にでもある!正しい対処法を

子どもの五月病が心配なときの対処法についてご紹介いたしました。五月は新生活にも慣れ始めるころですが、気疲れが一気に出て五月病になりやすい時期です。

子どもが学校のことを話したがらない、イライラしている、ぼーっとしているなど、以前と比べて変化があるようなら、話を聞いてあげるようにしましょう。

体調管理、生活習慣を見直してあげるだけでもネガティブな思考を軽減させることは可能です。外で遊んだり趣味に没頭したりと、一緒にストレス発散できる方法を探してみるのもおすすめです。

困ったときは無理をせず専門機関に相談し、子どもにとっても親にとっても負担の少ない方法で五月病を解決できるようにしてみてください。

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