勉強が苦手な小学生、どう対策する?

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目次

2020.03.31

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1.勉強が苦手な子の特徴

うちの子は勉強ができない、と悩んでいる方も多いようですが、勉強ができない子にはどういった特徴があるのでしょうか。性格的なものや習慣など、勉強が苦手な子にみられる特徴を見ていきましょう。

1-1.疑問を解決しようとしない

本来、まだ小学生くらいの子どもにとって、世の中は知らないことだらけです。勉強だけではなく、日常生活においてもさまざまなことに興味や疑問を持ち、その疑問について質問したり調べたりする意欲がある時期でもあります。

しかし、疑問に思ってもそのまま放置してしまう癖がついていると、勉強でも同じようにわからないところをそのまま素通りしてしまいます。それを繰り返していると勉強がどんどんわからなくなり、苦痛になってしまうため、さらに勉強に対する意欲がなくなるという悪循環に陥りかねません。

1-2.面倒なことを後回しにする

大人でもつい面倒なことを後回しにしてしまうことがありますが、これは悪い癖です。子どもにとって勉強より遊びが楽しいのは当然ですが、宿題のように期限が決まっているものを後回しにするのはよくありません。

こういった癖は勉強だけでなく日常生活にも支障が出ることがありますので、気持ちの切り替えがうまくできるよう誘導してあげる必要があります。

1-3.生活習慣や環境が影響している

早寝早起きができない、毎日の生活リズムが決まっていないなど、生活習慣が身についていない場合は、勉強する習慣も身についていないことが多いようです。

習い事が多くて時間が確保できないような環境も、勉強に対する意識が下がる原因になります。必ずこれだけはやる、という強い意志を持って勉強に取り組めるような生活習慣や環境づくりが必要です。

1-4.集中力がない

授業中に先生の話を集中して聞くことができない、なにかを説明していても他のことに気を取られている、という子どもは勉強に対する理解度が低い傾向にあります。特に小学校低学年は授業内容が簡単なので、先生の話を集中して聞いていればたいていの内容は理解できるはずです。

2.勉強ができる子の特徴

では、勉強ができる子にはどんな特徴があるかというと、基本的には勉強ができない子と反対の特徴であると考えてよいでしょう。

たとえば、わからないことや疑問に思ったことをそのまま放置しておかずに、自分で調べて解決しようとします。そういう子どもは「知る」ことが楽しいので、授業中でも落ち着いて先生の話を聞くことができます。また、必要なことはメモするなど、意欲的に勉強することができるという特徴があります。

自宅でも勉強の習慣がついている子どもが多く、勉強する時間が決まっていたり、一日にどれだけの課題をするのかが決まっていたりと、一日のスケジュールの中に勉強がしっかり組み込まれています。

総合すると、意欲的に勉強に取り組める、毎日の勉強が習慣化している、つまり勉強があまり苦にならない、楽しいと思ってやっている、というのが理想的な勉強のできる子といえます。

3.勉強が苦手な子に親がしてあげるべきこと

さて、勉強が苦手な子に勉強しなさいと口うるさく言ったところで、おそらく勉強好きにはならないでしょう。子どもは親からの影響を大きく受けます。つまり、親の対応ひとつで勉強できない子が勉強できる子へと変われるかもしれないのです。

3-1.親子の会話を重視する

すべてにおいて親子のコミュニケーションは必須です。集中力のない子どもの場合は、まず、親が子どもの話をじっくりと聞いてあげましょう。

普段忙しくてないがしろにしていることがあるかもしれませんが、自分の話をしっかり聞いてくれることがわかれば、子どもも親の話を集中して聞くようになってきます。

親が子どもの言葉を遮ったり、話を聞かなかったりすると、集中力がないだけでなく、意思表示がうまくできない、無気力になる、語彙力が育たないといった多くの弊害が出てきます。しっかりと子どもの目を見て、ゆっくりと会話する時間を一日のうちに少しでも作るようにしましょう。

3-2.子どもが興味を持つことを探す

子どもが時間を忘れて没頭できることを探してみましょう。興味を持ったことに関係していれば調べるのも苦になりません。

そうした体験を繰り返して、「知る」ことは楽しいと気づくことができれば、勉強に意欲的に取り組めるようになっていきます。好きなことや興味を持ったことを、可能な限りさせてあげるようにしましょう。

3-3.一緒に勉強する

子どもに宿題をするよう声掛けをすることはもちろん大切です。できれば毎日同じ時間に勉強するようにし、当たり前の習慣として身に着けさせます。

しかし、本人が勉強させられていると感じると苦痛になってしまいます。わからないところを調べたり、間違ったところを直したり、親も一緒に勉強することで、子どもも楽しく勉強できます。

大切なのはわかるまでじっくり取り組むことです。間違えたことや時間がかかっていることを怒ってはいけません。できたところは具体的にどんなところがよかったのかをほめてあげることも大切です。

まとめ

子どもが勉強できないのは、まだその楽しさを十分に知らないのかもしれません。親子のコミュニケーションに学びを取り入れ、勉強は楽しいと感じることができれば、自然と勉強ができる子へと成長していくでしょう。

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