一次元の表

物事をはっきりとわかりやすくするために,事柄を分類・整理したものが,一般に「表」とよばれるものです。
この表にまとめる場合,1つの観点だけでまとめたものを一次元の表といいます。一次元の表は,扱われていることが単一で,もっとも単純な仕組みのものです。下の例では,すきなあそびという観点で人数が整理されています。

一次元の表の指導にあたっては,表を単に形式的・技術的に教えるのではなく,分類・整理して数えるという学習の中で,表にまとめることを経験させ,その活動を通して,簡潔,明確に表せるという表のよさを漸次わからせるようにすることが大切です。また,算数以外の学習の場でも表を積極的に活用していくようにすることも,表のよさをわからせる上で大切なことです。
なお,この学習の発展としては,第3,4学年で,2つの観点で分類・整理し,表にまとめる内容を扱い,二次元の表を指導することになっています。