本時の指導(4/14)
【 風・鳥 コース(中位)】
(1) 題材名 わり算の筆算
(2) 本時の目標   (3位数)÷(2位数)の計算の仕方を考え,筆算(商が1桁で余りのある場合も含む)の仕方を理解する。
(3) 展開
学 習 活 動 教 師 の 支 援 留意点・評価
1. 考えるステップをつくる。
1 前時の復習をする。
96÷32
96を90,32を30とみて
 90÷30=3(9÷3=3)
商を3と見当づけると
 32×3=96
筆算 ・・・ 商は一の位にたつ
たてる 9÷3で3たてて
かける 32に3かけて
3×2=6 3×3=9で96
ひく 96−96=0
32×3=96は,たしかめ算だったね
2 既習の学習を想起する。
139÷6=23・・1
6×23+1=139
   
商の見当のつけ方を思い出させる。
かけ算でも一の位から計算したことを確認し,わり算の筆算につなげる。
全体で,筆算の仕方を確認させる。
   
前時で,四捨五入する方法が児童から出ていた場合は,それも合わせて扱う。
わり算の筆算のキーワード『たてる→かける→ひく』のカードを黒板に貼る。
わり算の意味を確認させ,必要があればお金模型で操作して見せる。
 
既習の余りのあるわり算の筆算を振り返らせ,筆算の仕方や,余りが除数より小さいこと,たしかめ算の方法などを確認させる。
 
わり算の筆算のキーワード『たてる→かける→ひく→おろす』のカードを黒板に貼る。
 
たしかめ算は,式の下に数字をそろえて板書する。
2. 主問題1をつかむ。
128まいの色紙を1人に32まいずつ配ると,何人に分けられるかな。
128÷32
わられる数が3けたになったよ
   
3. 学習のめあてを確認する。
   
(3けた)÷(2けた)の計算のしかたを考えよう。
 
4. 主問題1を解く。(全体)
128÷32
128は120,32は30とみて
 120÷30=4(12÷3=4)
4人と見当づけると32まいの4人分で
 32×4=128(まい)
被除数が3けたになっても,一の位だけ切り捨てれば見当がつくことを押さえる。
考えるステップを振り返らせ,かけ算でたしかめさせてから筆算させる。
ステップの解き方を参考にすればよいことに気づかせる。
筆算 ・・・ 商は一の位にたつ
たてる 12÷3で4たてて
かける 32に4かけて
   4×2=8
   4×3=12で128
ひく 128−128=0
『4人に分けられる』
 
見当のたしかめのかけ算は,筆算のたしかめ算であることを確認する。
評価1【考え方】
  見当づけをもとに筆算の仕方を考えることができる。
5. 主問題2を解く。(個人)
174まいあったら,何人になるかな。
   
174÷32
174は170,32は30とみて
 170÷30=5(17÷3=5)
5人と見当づけると32まいの5人分で
 32×5=160(まい)
174まいより14まい少ない
筆算 ・・・ 商は一の位にたつ
たてる 17÷3で5たてて
かける 32に5かけて
 5×2=10 5×3=15
くり上げた1とで16,160
ひく 174−160=14
174÷32=5・・・14
たしかめ算 32×5+14=174
『5人に分けられて,14まいあまる』
主問題1と同じ流れで解決させ,たしかめ算で答えをたしかめさせる。
つまずきのある児童には,ステップや主問題1を振り返らせたり,お金模型を操作させたりする。
 
できた児童に黒板で発表させる。
余りが除数より小さいことを確認させる。
見当をつけるときは,一の位をかくすと簡単にできることを押さえる。
 
見当のたしかめで少なかった14まいは,余りであったことを確認する。
評価2
【知識・理解】
  余りのある場合の筆算の仕方が分かる。
6. 学習のまとめをする。
   
(3けた)÷(2けた)のわり算も,商の見当をつけて筆算で計算できる。
 
7. 練習問題を解く。
筆算で計算させ,たしかめ算で答えをたしかめさせる。
つまずいた時はステップや主問題1・2を振り返らせる。
評価3
【表現・処理】
  (3位数)÷(2位数)の筆算ができる。

(4) 板書計画
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