中学校1年生から始める高校受験対策

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目次

2021.02.05

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1.まずは学習のための計画づくりを

1-1.小学生時代とは大きく変わる生活リズム

中学に進学すると、部活動への正式入部や中間テスト、期末テストのための勉強、学習環境の変化、人間関係の変化など状況が大きく変わります。

それまで自宅で過ごす時間が多かった小学校時代とは違い、中学生になると学校で学習・部活動・各種イベントと行事が多くなり生活リズムを乱してしまうケースも。

中学入学後にいきなり「勉強をしなさい」と急かすのではなく、中学生活に慣れることを最優先にしましょう。

1-2.中学入学後1ヶ月を目安に学習計画を

中学校に入学して1ヶ月経過すると、だんだん新生活にも慣れてきます。落ち着いた頃を見計らって学習計画を作成すると、子供も精神的・肉体的にゆとりがもてます。

学校によっては郊外活動や陸上競技大会などさまざまなイベントが開催されるケースもありますが、まずは入学後1ヶ月経過すれば学校生活にも慣れるもの。

中学生活が楽しいと思えるようになれば次第に学習にも力が入ります。

1-3.毎日1時間でも勉強する時間をつくる

厳密なスケジュール表を作成する必要はありませんが、帰宅後1時間は勉強する、休日は4時間勉強するなど、ある程度の計画性をもつことが大切です。

小学生の頃から学習習慣のある子供でも、中学生になり生活習慣が乱れ学習習慣が乱れることもあります。そうならないように毎日1時間でも決まった時間に机に向かうように習慣づけましょう。

スケジュール表を作成するのも良い方法ですが、学習時間を無理に押しこむのではなくある程度の余裕をもたせましょう。

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2.定期テストを目標にコツコツ学習を積み重ねる

2-1. まずは定期テストに慣れる

中学生になると中間テストと期末テストなど定期テストが実施されます。

1学期の中間テストはすべてが初めてのことで慣れないことも多いものですが、基本的に日々の学習がきちんとできていれば問題ありません。

まずは定期テストを実際に受け、どのようなテストが出題されるのか、どのような日程で実施されるのか、定期テストに慣れることが重要です。

2-2. 定期テストの積み重ねがゴールへの道

定期テストは出題範囲が決まっているため、日々の学習を積み重ねていればいつの間にか実力がついています。

その積み重ねが最終的に「高校受験」のゴールへと続いているので、中学1年生でいきなり「高校受験」を意識した勉強をする必要はありません。

まずは毎日学習する習慣をつけ、テスト前の勉強の方法を自分なりに見つけていく日々の努力がもっとも重要です。

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3.夏休みや冬休みを復習のための時間にする

3-1.長期休暇は復習を重視

夏休みや冬休みの期間は予習ではなく復習を重点的に。1学期の学習内容でわからない点があれば夏休みに問題集などを購入し、理解できていない部分を確認していきましょう。

わからない部分を飛ばして2学期の勉強を始めても、数学や英語のような「積み上げ型学習」では先々どこかで躓いてしまいます。

3-2. 苦手教科克服に最適な長期休暇(夏休みなど)

数学や英語など基礎が重要な教科は、わからない部分を放置しておくと2学期、3学期に学ぶ学習にだんだんついていけなくなります。

とくに英語は中学1年生の間の授業がとても重要で、ルールをしっかり抑えておかないと英検を受験する場合にも影響してきます。

まとまった休暇がとれる間に苦手教科の克服をしておくと、2学期、3学期の学習がぐんと楽に。夏休みなど長期休暇中はわからない点を克服することに力を入れましょう。

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4.苦手科目は教科書に問題集を加えて対策!

4-1. 教科書準拠版問題集で予習・復習を

苦手科目は教科書とノート、学校から配布されたプリントだけではなく、問題集を別途購入して対策をおこないましょう。

教科書準拠版問題集は教科書の内容に沿っているため、教科書と問題集の内容が自然にリンクしており、自主学習に最適です。

4-2.市販の問題集は「教科書準拠版」と「標準版」の2種類あり

書店やネットで販売されている問題集には「教科書準拠版」と「標準版」の2種類あります。

教科書準拠版の問題集は教科書の単元や学習内容に沿っており、問題集には「このページは教科書の〇〇ページに対応しています」と明記

中学生は教科書の内容をしっかり頭に入れることが重要なので、教科書準拠の問題集は自主学習に最適です。標準版は教科書に対応していないため、自主学習の教材としてはやや使いにくくなります。

4-3.無理なく実力アップできる問題集を

問題集と言ってもいきなり難しい問題ばかりが羅列していると勉強する意欲がダウンしてしまいます。まずはわかりやすい図説入りの問題で教科書の要点を抑え、さらにテストに出る問題をチェック。

さらに練習問題やポイントアップテスト、定期テスト予想問題と段階的にレベルアップすることで自然に実力アップできる『教科書トレーニング』がおすすめ。

なお『教科書トレーニング』の改訂版となる『教科書ぴったりトレーニング』が3月に発売となります。これは2021年4月からの新しい教科書に対応した商品ですので、ご購入の際はお間違いのないようご留意ください。

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