小学生に読書が与える効果とは?

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目次

2020.09.09

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1.小学生が読書をすると集中力が養われる

小学生が本を読むと集中力が付き、大人になっても忍耐力が養われることが最大のメリットです。本を読むことは文字を追い続けるため、漫画やテレビと比較するとかなりの集中力が求められます。文章に入り込んで自分の世界に浸り、集中して読み続けないと、内容を理解することができません。

小学生はまだ落ち着きなく、一つのことをするのに集中力が続かないケースは多いです。実際に、読書をしない小学生は集中力が欠けて、勉強が得意ではないという統計があります。

一方で、読書をする小学生は集中力があり、学力が高い傾向にあることが分かっています。小学生が読書をすると集中力が養われて、脳にも良い影響を与えるのです。本には小学生がまだ知らない表現が出てきますが、意味がわからなくても前後関係から推測できます。

小学生から多くの単語や漢字に触れることで、読解力が身に付き、語彙力も蓄積されるのがメリット。賢い小学生が読書をしているのではなく、読書をすれば成績アップにも繋がります。

2.小学生が読書をすると人の気持ちを理解できるようになる

読書は文字を読み進めながら、情景を想像したり、登場人物の心情を理解していきます。写真や絵がない本を読むことは、自分の想像力を最大限に働かせるので、脳が活性化するのです。また、読書が習慣化すると、感情移入が得意になり読解力が付くので国語の成績が上がります。

国語の練習問題では問題文を読み、何を問われているのか正確に把握することができます。読書を通じて語彙力が高まり、人の話を聞けるようになり、人の気持ちを理解できる人間になります。子どもの成長には親・教師・友人など周囲とのコミュニケーションが不可欠です。

実際に、子どもの頃に読書をした人は、大人になってからもコミュニケーション能力や社会性の高さが報告されています。読書は国語の読解力や成績向上だけでなく、スムーズな人間関係を築く能力も高めてくれるのです。まずは、子どもが興味を持つ本をたくさん読ませる機会を与えてあげましょう。

3.小学生が読書をすると言語能力が付く

大人になっても語彙力があって表現力が豊かな人とそうではない人がいます。小学生から読書習慣かある子どもは正しい言葉遣いができるようになり、言語能力が付きます。物語に登場する人物の気持ちを理解して、話の展開を想像するので自然と言語能力が高まるのです。

脳科学者の第一人者である川島隆太先生は、「読書をすると脳を活性化させて、脳の発達成長も促進させる」と伝えています。読書をすると正確に物事を理解することができ、大人になっても正しい判断ができるようになるのです。

実際に、本を読まずに想像力が低い小学生は相手の気持ちを理解できず、トラブルの原因になるケースも見られます。読書は集中して自分の世界に入り込むので、ストレスを解消して、気持ちを穏やかにする効果があると言われています。

家族で一緒に読書をしたり、同じ本を読んで感想を共有する楽しみ方もおすすめです。1日の読書時間が長い小学生は全く読書をしない子よりも成績が良い傾向にあります。読書時間が長くなりすぎて、睡眠時間や勉強時間が減ってしまうと逆効果になるので注意しましょう。

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