わくわくせいかつ上/いきいきせいかつ下のご紹介
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小単元名配当時間活動の流れどんな 生きものが みつかるかな? 1時間 ① 生き物を見つけたり捕まえたりした経験を話し合う。生きものを さがそう2時間 ① 探検に出かける計画を立てる。 ② 住みかをよく見ながら,生き物探しをする。 ③ 見つけたことや気がついたことを話し合う。大切に そだてよう 2時間 ① 生き物の世話の仕方を調べる。 ② 生き物の住んでいる場所の特徴を考えながら 住みか作りをする。生きものを よく見よう 2時間 ① 顔や足などに注目したり,生き物の変化に注目したり  して観察する。 ② 発見したことを記録する。はっ見したことを 知らせよう3時間 ① みんなに伝える準備をする。 ② 友達と協力しながら発表を楽しむ。 ③ 世話をしてきた生き物をこれからどうするか話し合う。みんな 生きて いる単元の配当時間10時間指導書要点編p.100~100活動時期6~7月教科書 下巻p.42~5531り,説明を工夫したりするために,自分たちで相談したり試してみたりする時間の設定が必要になる。学校行事などと併せて,弾力的な時間設定を行うようにする。(1)学校と生活 (9)自分の成長 進級を喜び,新たな希望をもって1年生に喜んでもらえることを計画し,準備したり,学校案内をしたりすることができる。○生活への関心・意欲・態度 進級の喜びをもって,1年生の世話をしたり,学校案内をしたりしようとしている。○活動や体験についての思考・表現 学校案内や1年生の世話など,自分たちでできることを考え,工夫して計画したり,準備したりできる。○身近な環境や自分についての気付き 上級生になったことを自覚し,1年生に接することを通して,自分の成長に気付いている。学習指導要領の内容単元の目標単元の評価規準既習体験その他の環境とのつながり他教科とのつながり今後のつながり単元の位置付け1年初めての学校生活生活 1年もう すぐ 2年生ひとつぶの たねから生活 2年「おいしい 野さいをそだてよう」「レッツゴー町たんけん」1・2年生の交流活動地域登下校時や放課後のかかわり学校休み時間の遊び本単元国語話す・聞く・書く図工制作活動特別活動・行事   「1年生を迎える会」道徳挨拶・言葉遣い・幼い人への接し方思考力・判断力・表現力の基礎生き物の育つ場所,変化や成長の様子に関心をもって働きかけるとともに,生き物の世話の仕方や接し方について自分なりに考えたり,工夫したり,振り返ったりして,それを素直に表現することができる。生き物が生命を持っていることや成長していることに気付くとともに,生き物を大切にしながら世話ができるようになった自分自身の成長に気付くことができる。知識及び技能の基礎生き物への親しみをもち,大切にしようとする。主体的に学習に取り組む態度4.単元の評価規準主たる内容:(7)動植物の飼育・栽培 従たる内容:(3)地域と生活,(8)生活や出来事の伝え合い3.学習指導要領の内容生き物を飼ったり育てたりしながら,生き物が育つ場所や変化の様子に関心と親しみをもち,生き物も自分たちと同じように生命をもっていることに気付き,大切にすることができるようにする。 2.単元の目標生き物が懸命に生きようとしている姿は,見る者すべてに感動を与える。それは自分たち人間の生きようとする力,生命の躍動と重ねて考えるからである。子どもたちは,生命に対する理解はまだ浅く,生命の意味を明確に理解していないことが多い。そのために,生き物に対しても関心のあるものを関心のある時だけ大切にする姿が見られ,自己中心的なかかわり方をすることが多い。「生き物には生命がある」ということに気付かせ,生き物を大切にしようとする気持ちを育てることは,容易ではない。自然のなかで生き物を探し,つかまえた生き物と一緒に生活をしたり,世話を通して繰り返しかかわることで,生き物の不思議さや知恵に感動し生き物への親しみをもったりすることが期待できる。さらに,生き物を育てる活動のなかには,病気や死にも直面することがある。問題が起きた時に子どもどうしで相談したり,教師や家族に助けを求めたり,獣医師とのかかわりができるなど,多くの人とのかかわりが予想され,伝える力を伸ばす機会ともなる。生き物への慈しみの心は子どもたちの心を育て,友達や家族に対しても思いやりをもつことができると考え,本単元を設定した。 1.単元設定の趣旨23評価の観点と評価例小単元名と小単元の目標評価規準(B基準:おおむね満足できる)A基準(十分満足できる)と見取る児童の具体例B基準に達しない児童への支援・どんな生き物が見つかるかな?・生きものをさがそう(3時間)これまでの生活で生き物を見つけたり捕まえたりした経験を話すことで,身近な生き物に興味をもつとともに,生き物を探しに行くために必要なものやことを考え,安全に気をつけて生き物を採取できる。思・判・表友達と協力しながら,生き物探しの準備をし,生き物の住んでいそうな場所を考え,見つけたり,捕まえたりすることができる。「サワガニは,水の流れている所にいるから,長靴を持っていこう。」など,虫かごや網だけでなく生き物の生息場所に合った身支度などを考えて計画を立て,安全に気をつけて生き物を見つけたり,捕まえたりしている。・同じ生き物を探しに行く友達と一緒に計画を立てるようにし,何が必要なのか意識できるようにする。・生き物を見かけた場所や特徴を想起させたり,図鑑などで調べたりし,生き物の住んでいそうな場所を予想させてから探す。知・技生き物の住んでいる場所の特徴に気付くことができる。「バッタは草を食べるから,草がたくさん生えている所にいるんだな。」など,生き物の住んでいる場所の特徴を生き物の特徴と合わせながらとらえている。・同じ生き物を見つけた友達の話を聞かせ,自分が見つけた場所と同じであることに気付かせたり,違う生き物をつかまえた友達の話を聞かせ,生き物によって住む場所が違うことに気付けるようにする。主体生き物に興味・関心をもち,生き物探しの計画を立てたり,進んでかかわったりすることができる。生き物を傷つけないように捕まえたり,なかなか捕まえられない友達にアドバイスや手助けしている。・同じ生き物を探しに行く友達と一緒に計画を立て関心を引き出す。・教師や友達と一緒に生き物探しをする。・大切にそだてよう・生きものをよく見よう(4時間)生き物が住んでいた場所を考えて,住みかを作ったり,観察したりして,生き物が自分たちと同じように命をもち成長していることに気付くことができる。思・判・表生き物の住んでいた場所の特徴を考えて,住みかを作ったり,観察したりすることができる。生き物を捕まえた時の様子を想起しながら,住みか作りに必要な物を自分なりに考えて準備し,生き物に合った住みかを作ったり,世話を通して気付いたことを日常的に教師や友達に伝えている。・生き物を捕まえた場所の写真を見せたり,図鑑やインターネットを使って調べるように促したりして,飼育への関心を高める。・同じ生き物を飼育している友達の飼育かごを観察させ,住みかの特徴をとらえることができるようにする。・教師と一緒に観察をし,観察の視点を与えながら表現を促す。知・技生き物が命をもち,成長していることに気付くことができる。生き物の成長について,体の大きさや足の長さを測ったり,形を写し取ったりして具体的にとらえたり,生き物の命を自覚して大切にしようとしたりしている。・生き物を飼い始めた時の写真や観察カードと1~2週間後の写真や観察カードを比較し,変化や成長の様子に気付けるようにする。・観察のたびに,前回,観察したときとの違いを比較させながら観察させるようにする。主体生き物の育つ場所,変化や成長の様子に関心をもって世話をし,繰り返しかかわろうとしている。毎日休み時間に,生き物の観察をしたり,えさやりや水の霧吹きなどの必要な世話を進んでしている。・生き物に名前をつけ,親しみをもたせる。・毎朝自分の健康観察と併せて生き物の健康観察も行い,生き物の様子への関心を高める。※ここに示した例は,啓林館の教科書を使用した場合に考えられる参考例です。学校の実態に合わせて改変して使用してください。45生いきものと ふれあおうなかよしに なれるかな。きょうしつで そだてたいね。どんな せわが ひつようかな?げんきに そだって ほしいな。大たいせつな いのちだから やさしく してね。はじめは こわかったけれど いまは かわいいな。70〜71 ページがくしゅうずかん生いきものが もっと すきに なったよ。いき いき手てを あらおう6362これまでの生活で生き物を見つけたり捕まえたりした経験を話すことで,身近な生き物に興味をもつとともに,生き物探検の準備をしたり,生き物が住んでいる場所の特徴に気付いたりすることができる。生きものと ふれあおう小単元の目標いきいき「行き帰りの道では,どんなことに気をつけたらいいかな。」「生き物を捕まえる時には,どんなことに気をつけたらいいかな。」探検に出かける計画を立てる。1「どんな所に隠れていたかな。」「どんなものを食べているんだと思う?」「見つけたい生き物は,いたかな。」2住みかをよく見ながら,生き物探しをする。「どんな所にかくれていたか,みんなにも教えてあげてほしいな。」「生き物は何を食べているのかな。」3見つけたことや気がついたことを話し合う。活動の流れと教師の言葉かけ・生き物にさわる前やさわった後には,必ず手を洗う習慣をつけさせる。・探検場所までの交通安全や危険な動植物,危険な場所についての注意喚起を事前指導のなかで十分に行う。・事故や災害発生時における対応(連絡方法や避難場所)を,事前に検討・確認し,協力者へも周知しておく。安全確認支援と留意点地域への協力依頼水辺や危険な生物がいたりする場所は,子どもたちへの注意喚起のほか,保護者ボランティアや PTA,地域指導者などに協力をお願いすることも考えられる。その際には,安全の見守りのほか,子どもたちが自分からかかわれるように声をかけてもらったり,無理のない範囲で子どもたちの様子について後で教えてもらったりするよう,事前打ち合わせの時に依頼しておくとよい。苦手な児童への配慮虫が苦手な子どもには,無理につかまえなくてもよいことを伝えて安心させ,教師と一緒に住みかを観察する。みんな 生きて いる児童:汚れても良い服装(長袖・長ズボン),帽子,筆記用具,虫とり網,釣りざお,生き物を入れる容器など生き物の住んでいる場所の特徴に気付くことができる。知識及び技能の基礎生き物に興味・関心をもち,生き物探しの計画を立てたり,進んでかかわったりしようとしている。主体的に学習に取り組む態度思考力・判断力・表現力の基礎評価規準の例友達と協力しながら,生き物探しの準備をし,生き物の住んでいそうな場所を考え,見つけたり,捕まえたりすることができる。救急パック,時計,笛,図鑑,デジカメ,筆記用具,図鑑など・下見による危険箇所の把握とその対策の検討・地域協力者やボランティアとの事前打ち合わせ準備 事の例準備 物の例指導書研究編p.100~104教科書 上巻p.62~63小単元の配当時間2時間 教師:67おえういあがっこう だいすき指導書 第二部 別冊 スタートカリキュラム編指導書スタートカリキュラム編要点編スタートカリキュラム編研究編日々の授業のために教材研究や授業研究のために教科書と同じ紙面に言葉がけなど役立つ情報が盛り込まれています。また,特別な支援が必要な子どもへの留意点を具体的に示しています。カリキュラム作成の基本から実践事例などを掲載しています。単元設定の趣旨や評価規準,評価の具体例,展開例などを詳細に解説しています。第二部▲ 単元設定の趣旨など  ▲ 評価の観点と評価例  NEW教師用指導書のご紹介第一部・総説第二部・要点編 ・研究編 ・スタートカリキュラム編・カード集  ・資料編76

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