わくわく算数1~6のご紹介
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65事例●児童が操作する活動を想定した箇所には写真を掲載し,具体的操作がイメージできるように構成されている。 【例】1年p.30-31,82-87/2上p.92,2下p.80-84/3上p.122/4下p.86/5年p.155,195/6年p.14,18 など●巻末の切り取り教具を使った操作活動を通して実感を伴った理解ができるように工夫されている。 【例】2下 九九の円盤/3上 てんびん/4上 分度器/5年 円周測定マシーン など●作業や調査などの活動の場面では,児童が生き生きと活動している臨場感のある写真が効果的に使用され,活動がイメージしやすいように配慮されている。 【例】1年p.22,70,82-87/3上p.116-117 など●単元の導入時など効果的な場面では,生活に密着した身近な題材がダイナミックなカラー写真や絵で提示されている。 【例】2上p.10-11/3上p.58/5年p.150/6年p.128 など●挿絵は,児童が興味をもち楽しい活動がイメージできるように,また,問題の理解や解決に役立つヒントになるように,学年の発達段階を考慮しながら様々なタッチのものが採用されている。 【例】1年巻頭/2上p.88/4上p.54/5年p.100 など●数や計算の意味理解のために,20までの数については,数図ブロックを基本とし,具体物・半具体物・数字の関係をとらえながら数観念が身につくように配慮されている。一方,記数法的な見方が必要となる大きな数については,計算棒で束をつくる・くずすという操作と繰り上がり・繰り下がりとを対応させながら数や計算の理解ができるように配慮されている。 【例】1年p.67,130-133/2上p.25-31,49-56,103-109 など●数の相対的な大きさに着目させたい場面では,児童が個数に着目した相対的な見方がしやすいように,貨幣や紙幣が取り上げられている。 【例】1年p.139/2上p.79,2下p.93/3上p.31,3下p.23/4上p.49,115 など●問題解決の際に有効にはたらくテープ図・線分図・関係図・表などのかき方については単発的に扱うのではなく,おもに『図をつかって考えよう』(思考法)単元の中で段階を追って系統的に扱われ,巻末の『算数資料集』にまとめられている。 【例】2上p.64-65,114-117,2下p.58-61/3上p.34-37,3上p.98-99/4下p.87-90 など●演算決定の際などに用いる数直線が系統的に扱われており,そのかき方は,本文や巻末に詳しく記載されている。 【例】1年p.140-141/2上p.80-81/3下p.44-45/4下p.34-36/5年p.52-58,284-285/6年p.42-45,280-281 など●考えやすい図は児童によって異なるため,テープ図,線分図,関係図,数直線図,表など様々なものが扱われ,特定のものだけに偏らないように配慮がされている。●教材として取り上げてある統計資料・写真については,児童に馴染みやすくて算数科の指導目標に合った正確で新しいものが使用されている。 【例】4上p.34-35,54/5年p.200/6年p.82-83 など●文章表現については,国語教育・言語力の専門家の監修のもと,読みやすく意味がとらえやすいように配慮されている。●文章の改行位置を意味の区切りで行い,読みやすさに配慮されている。●教科書で取り上げられた定義は,児童の発達段階を考慮して,数学的な厳密性よりも直観的にとらえやすく,わかりやすいものが採用されている。 【例】3下p.5「円」/4年上p.119「割合」 など●漢字は原則として当該学年までの配当漢字を扱い,見開きの初出にふりがながふられている。 【例】2上p.10,11(「何」「人気」にふりがな) など●算数用語には配当学年に関わらず,必要に応じてふりがながふられている。なお,カタカナは1年の3学期以降で使用されている。●アルファベットは4年以降で使用されているが,2,3年でも指導する量の単位の書き方はアルファベット指導との関連を考慮して,丁寧に記述されている。●文字は国語科との関連も考慮して教科書体を基本とし,ボディが広くてよみやすい肉厚の字体(ユニバーサルデザインフォント)が使われている。算数用語など強調する太字体についても書写指導と食い違いが起こらない字体が採用されている。●文字の大きさは,児童の発達段階を考慮して,低学年ほど大きく高学年になるにつれて徐々に小さくなっている。また,文字間や行間もよみやすく設定されている。●挿絵や写真の上に文字が重なる場合は,文字の背景やまわりを白くするなどの処理を施してよみやすくなるように配慮されている。●色使いについては,カラーユニバーサルデザイン(CUD)の観点から,見分けることが困難な配色を避け,色だけで判断するような問題は取り上げないなどの配慮がされている。●多様な児童の取り扱いや長期間の使用に耐え得るように,きわめて堅牢に製本されている。●測る,書き込むなど,教科書を使った作業がしやすいように,ページを左右いっぱいに開くことのできる,あじろ綴の製本形式が採用されている。●表紙・裏表紙には汚れにくくて丈夫な加工がされている。裏表紙の氏名欄は,鉛筆でも書き込みやすい加工がされている。●1年巻頭『わくわく すたあと』では,書き込んだり消したりしやすいように,特別な用紙が使われている。 【例】1年表見返~p.17●巻末の切り取り教具には,場面に応じて,丈夫な厚紙や透ける薄紙,プラスチック素材などが使用され,児童が活動しやすくなっている。 【例】3上 てんびん/4上 分度器/5年 円周測定マシーン/6年 対称な図形 など●紙面を文字でぎっしり埋めず,写真や挿絵などを有効に活用したり,かき込みスペースを設定して余白を十分に確保したりするなど,視覚的に内容をとらえやすくなるように配慮されている。●環境に優しい再生紙や化学物質をおさえた植物油インキを使用するなど,環境問題やアレルギー問題に配慮されている。●軽量で裏写りせず,印刷が鮮明な本文用紙を採用するなど,教科書の軽量化に配慮されている。

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