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みんな あつまれ! | |
| 〜わくわくフェスタ〜 | ||
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1.単元について 本単元では,これまでの学習や生活の中でお世話になった人たちに感謝の気持ちを込めて「わくわくフェスタ」に招待し,生活科や他教科・領域で培ってきた力を発揮しながら,人々と適切に接することや自分たちの生活を楽しく工夫することを主なねらいとしている。
2.単元の目標 自然物や身のまわりにある物を利用して遊びやルールを工夫しながら「わくわくフェスタ」を作り上げる活動をとおして,学校や地域の人々との交流を深めながら,自分の生活を広げることができる。
3.指導の実際 第1次 「つかむ」段階(1時間) 「やってみたいな」 ○楽しい交流の様子がわかる写真を見せながら,思ったことや感じたことを出させる。 ・「楽しそうだね。」「やってみたい。」という意欲がもてるよう,児童が自由に発言できる雰囲気を大切にする。 ・「わくわくフェスタ」に招待したい人への思いが高まるよう,これまでの活動の様子を記録した写真やカードなどを準備する。 【関心・意欲・態度】 第2次 「むかう」段階(14時間) 「『わくわくフェスタ』をはじめるよ」 ○「わくわくフェスタ」の中で,どんなことをしたいのか話し合う。 ・「自分に何ができるのか?」ということと,招待したい人のことを考えながら,「どんなことをしたら楽しんでもらえるのか?」ということの両面から考えさせる。 【思考・表現】
・前時で話し合った「自分にできること」をもとに,可能な限り児童の思いが反映されるようにグループを作る。 ・身の回りにある素材を効果的に使えるようある程度の物をそろえて,自然に児童の意識に入るよう展示しておく。 【関心・意欲・態度】
・製作における時間的,空間的なゆとりと,のびのびと活動できる精神的なゆとりを確保できるような支援体制を組む。 ・グループでの話し合いの場を適宜設定し,作業の進捗状況や課題,自分や友だちのよさなどについて見つめる時間を確保する。 ・遊びを見つめる際に,☆自分が楽しいか?☆相手が楽しめるか?☆安全であるか?などの視点が考えられる。
○リハーサルの中で,実際の「わくわくフェスタ」の流れをとおして,運営の仕方や遊びを確かめる。 ・相手意識と目的意識をより高めるために,当日と同じ場所でリハーサルを行う。特に,体育館や校外で行う場合には,声の大きさ,風や日差しなどの要素も感じ取らせる必要がある。また,校長先生や教頭先生,他学年等の先生方,さらにPTAや幼稚園,保育園の先生方等に参加していただき,それぞれの立場から多面的なアドバイスをしていただくとより効果的である。 ・実際に体験してみて,うまくできたところやできなかったところを児童自身が気付くことができるように,もてなす側とお客さん役に分かれて,それぞれに見る視点を決めておく(気付きをカードに記入する)。
○リハーサルの振り返りをして,よりよい「わくわくフェスタ」にするための話し合いと準備を行う。 ・リハーサルの際に記入したカードをもとに,気付いたことを話し合わせ,よりよい「わくわくフェスタ」になるよう意識を高めさせていく。 ・自分たちの思いと,客観的な立場からのアドバイスをすりあわせることにより,さらに具体的なよさや改善点が見えてくる。話し合いの視点としては,☆お客さんにふさわしい遊び(内容)か?☆一緒に楽しく遊べるか?☆お客さんは,にこにこ笑顔で帰ってくださるか?などが考えられる。また,カードに書いてあることでわからないことがあれば,直接その友だちにたずねるよう助言する。 【気付き】 ○招待したい人のことを思い描きながら,招待状を作成する。 ・思いが込められている文章や,装飾などにも心を配っている児童を賞賛し,活動が停滞している児童の参考にさせる。 【関心・意欲・態度】 ○「わくわくフェスタ」へようこそ ・活動時間を十分に確保できる時間の設定について考慮する。 ・後片付けもこの時間の学びであることを意識させることも大切である。 【関心・意欲・態度】
第3次 「みつめる」段階(1時間) 「たのしかったね『わくわくフェスタ』」 ○これまでの活動を振り返り,感想を絵や文に表したり,お世話になった人にお礼の手紙を書いたりする。 ・これまでの活動を想起しやすいように,写真や記録カードなどを準備しておく。 ・「わくわくフェスタ」を協力して作りあげた喜びや達成感をもっと感じ取ることができるよう,お客さんが書いてくれたメッセージなどを読み聞かせる。 【関心・意欲・態度】
4.まとめにかえて
準備の段階から,「自分の顔と名前を覚えてもらうためには,どうしたらいいのかな?」,あるいは「たくさんのお客さんの顔と名前を,自分が覚えるために,何ができるかな?」といったことを意識させながら取組を進めてきた。 |
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