1対1の対応

下の図のように,カエルの集まりと浮き草の集まり,また同じようにハチの集まりと花の集まりがあって,それぞれ例えば1匹のカエルに1つの浮き草を対応させることを,1対1に対応させるといいます。

大昔,人々がまだ数を知らなかった頃は,このような1対1の対応で,多い・少ないの判断をしていたものと考えられます。上のハチと花の対応の場合,ハチと花を1つずつ線で結ぶと花が1つ余るので,花のほうが多いということがわかります。
しかし,次の図のように赤と青のちょうちょが入り混じっている場合は単純に線で結ぶわけにはいかなくなります。そのときは,数図ブロックに置き換えるのが効果的です。

このような1対1の対応がもとになって,数が生まれます。数が導入されると,どんなときでも数に置き換えられ,比較が容易にできるようになります。