
万華鏡の魅力は,穴から覗いてみると変化する彩り豊かなファンタジーの世界に誘ってくれることにある。 万華鏡も多種多様でオブジェクト(ミラーを通して見る対象物のこと)に着目して分類すると次のようになる。 @セルタイプ・・・万華鏡でもっとも一般的な形でミラーの先にオブジェクトケースを付け,ケース内にビーズやカラフルなプラスチックピースを入れ回転させることで絵柄が変化していくもの。 Aマーブルタイプ・・・スコープの先に透明の玉を取り付けるとそれを通して外界を見るとすべてのものが万華鏡模様に見える。 Bワンドタイプ・・・スコープの先にシリンダーを付けたもの。シリンダーの中に水のりまたはオイルを入れ,ビーズ等が落下していく際の模様が次々に変化するもの。 3番目のワンドタイプの万華鏡づくりを紹介いたします。
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アルミ板,紙管(内径3.5p,厚み3o,長さ10p)ポリエチレンシート,厚紙(のぞき穴用),牛乳キャップ(外蓋),反射板(外蓋の中に貼る反射シート) はさみ,カッターナイフ,セロテープ |

@部品を準備する。 のぞき穴…厚紙に二等辺三角形をくりぬく。 外蓋…牛乳の蓋(プラスチック製)で代用できる。内側に反射板をくっつける。
シリンダーを固定するシートつくり
Aアルミ板(ミラー)を3枚準備しセロテープで組み立てる。 アルミ板を下図の寸法に切る。(15×100 1枚 36×100 2枚)
B紙管の周りを色紙で巻く。 C紙管の中にミラーを入れて固定する。
D透明シートを巻く。 紙管に透明シートをまきつけその上をセロテープで巻く。 Eシリンダーにビーズ類及び化学のり(PVA)を入れる。 化学のりと水との混合比を変えることによってビーズの落ち具合が変わる。 化学のりが多いと落ちる速度が遅くなり少ないと速く落ちていく。 程よい混合比は、化学のりとの比を2:1ぐらいである。 Fシリンダーを透明シートの穴に差し込む。
G最後の仕上げ シリンダーとミラーとを一直線上に並べる。
外蓋の内側に反射シートを貼り付ける。(直径4p)
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