日本には、海外から来た言葉「外来語」があふれています。
外来語はカタカナで表されることが多く、また、そのほとんどが英語です。たとえば、「チョコレート」や「アイスクリーム」は、
英語の「chocolate」、「ice cream」をカタカナで表したものです。
同じようにカタカナで表された「パン」、「ホットケーキ」、「アメリカンドッグ」も英語のようですが、
実は英語ではありません。
このような、英語のようで英語ではない、本当は日本でつくられた言葉のことを「和製英語」といいます。
和製英語の中には、英語を話す国の人に伝わる言葉もありますが、まったく意味が通じなかったり、
ちがうものを想像させてしまったりする言葉があります。
日本で暮らすわたしたちは、「パン」、「ホットケーキ」、「アメリカンドッグ」ときけば、次のようなものを想像しますが、
英語を話す国の人が同じものを思い浮かべるとは限りません。
さらに、こんな問題も考えてみましょう。
3つのヒントから、「わたし(I)」がだれかを考えましょう。
<文法チェック>
<文法チェック>
では、3つのヒントを並べてみましょう。
3つにあてはまる「わたし(I)」は、ペンギンです。
オリンピック、パラリンピックを主催する国際オリンピック委員会(International Olympic Committee 略称IOC)は、オリンピックやパラリンピックに参加する国の名前をアルファベット3文字の略称で表すことがあります。そのアルファベットで表された国の名前のことをIOCコードといいます。
IOCコードは、オリンピックやパラリンピックで、国の名前をわかりやすく伝えるために使われています。
たとえば、アメリカやイギリスは英語での正式な名前が長い国です。
このように正式名称が長い国でも、IOCコードを使えば、アルファベット3文字で国の名前を表すことができます。
では、日本はIOCコードでどう表すのでしょう。
日本は英語で「Japan」です。そこから3文字をとった「JPN」が日本のIOCコードです。
国の名前をアルファベットで略したものには、IOCコードのほかにも、
国際標準化機構によるISOコードや、国際サッカー連盟によるFIFAコードがあります。
また、国名以外にも、アルファベットを使った略称は世界中で使われています。たとえば、下のような言葉があります。
など
ISOコードは、アルファベット3文字のほかにアルファベット2文字で表す場合があります。日本のISOコードは、
アルファベット3文字では「JPN」、アルファベット2文字では「JP」です。2文字のISOコードはインターネットでも
使われています。
例 Yahoo! JAPANのサイトアドレス
https://www.yahoo.co.jp