歌う生物学
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タンパクのタンゴ
作詞・作曲・歌・文 東京工業大学教授
編 曲
本 川 達 雄
松 尾   光

1) 体を動かすエンジンはタンパク質
筋肉中には繊維が二種類
太い繊維のミオシンが
細い繊維のアクチンに
手をのべ 二つは お互いに
するすると 互いに滑りあう
3) 血液の中に入っているタンパク質
ヘモグロビンは酸素を運んでる
アルブミンは 脂質 運ぶ
フィブリノーゲン 血を止める
Yの字の形のグロブリン
抗体となり体を守ってる


2) 体をつくってる材料はタンパク質
皮膚や じん帯 軟骨 骨つくる
タンパク質はコラーゲン
爪や 髪の毛 ケラチンも
細くて長い繊維状
丈夫で壊れない体をつくる
4) 酵素は とっても大切なタンパク質
酵素は触媒 自分では変化しない
けれども化学反応を
ふつうの温度気圧でも
すばやく どんどん 進めてく
代謝の主役は 酵素タンパク質

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ここがポイント
 タンパク質は生物にとって,とても重要な高分子である(生物II改訂版第1部第1-2章).タンパク質は酵素として働くが,酵素は触媒作用をもち,体内の化学反応をすばやく進行させる(生物I改訂版p.61).
 筋細胞の中には,太い繊維(ミオシンというタンパク質でできている)と細い繊維(アクチンというタンパク質でできている)が整然と並んでおり,この2種類の繊維が滑りあうことにより収縮がおこる.滑りにはミオシンの酵素としての働きが関与している.
 タンパク質は体の建築材料としても重要である.体内に一番たくさんあるタンパク質はコラーゲンであり,これは繊維状のタンパク質で,外から引っ張られても強く抵抗するため,皮膚や軟骨,骨など,体を支えたり保護したりする部分で働いている.
 血液中には,ヘモグロビンのように酸素を運ぶもの,体を病原菌から守る抗体として働く免疫グロブリンなど,各種のタンパク質が含まれている.