歌う生物学
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四つの秘密
作詞・作曲・歌・文 東京工業大学教授
編 曲
本 川 達 雄
松 尾   光

1) この体は
小さな部屋から できている
セル 細胞
小さな 小部屋
小部屋の中には 核がある
ミトコンドリアに ゴルジ体
あぁ 生命の 秘密の小部屋
細胞
4) この体は
四つの元素で できている
エレメント ルルルルー
四つの元素
水素 酸素に 炭素に 窒素
これで九割五分以上
あぁ HとOとCとN
四元素


2) この体は
四つの組織で できている
ティッシュー ルルルルー
四つの組織
上皮 筋肉 神経と
結合組織が その四つ
あぁ 仲間の細胞が 集まって
組織
5) この体は
四つの元素で できている
地水火風
四つの元素
この世の中に あるものは
すべてが 四大で できている
あぁ 無常迅速 四大の身
わが体


3) この体は
大きな分子で できている
タンパク 核酸
多糖は 高分子
脂質はちょっと 小さいが
ずらりと並んで 膜つくる
あぁ 大きな分子が 四種類
四種類

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ここがポイント

 生物の体は細胞という基本の単位からできている.細胞の発見者はロバート・フック.彼は顕微鏡でコルクを観察し,これが小さな箱の集まりでできていることを見つけ,この箱を小部屋という意味のcellと名付けた(生物IB改訂版p.7-10).細胞こそが生命の秘密のぎっしり詰まった秘密の小部屋だと言ってよい.
 細胞にはいろいろな種類があるのだが,同じような細胞が集まって組織(tissue)を構成している.動物の場合は4種類の組織(上皮組織,筋肉組織,神経組織,結合組織)がある(生物IB改訂版p.46-48).
 生体を構成している大きな分子は,大変重要な働きをもっており,これにも4種類のものがある.タンパク質,核酸,多糖類,脂質である.最初の三つは高分子.タンパク質は酵素として働き,核酸は遺伝情報をになっている.多糖であるデンプンやグリコーゲンはエネルギーのもとだしセルロースは細胞壁の材料.脂質は高分子と呼ぶにはちょっと小さい分子だが,ずらっと並んで細胞膜をつくる.
 元素というレベルで体を構成している物質をながめると,一番数が多いのは水素,次が酸素と炭素,次いで窒素,という順で,この四つで全体のほとんどを占めている.
 以上,元素,高分子,細胞,組織という四つのレベルで体の構成要素を見てきた.どうです,4という数字でまとめて覚えられそうな気がしませんか?じつは私たちの体をはじめとしてこの世のものすべては,4種類の元素から構成されているのだという考えが,昔からあるのです.仏教では,四大,つまり地水火風の四つの元素からできていると考えます.四大が集まってこの身体が生じ,ばらばらになれば生命はなくなります.エンペドクレスは4要素説をとなえ,やはり土,水,火,空気の4要素の混合でものはできていると考えました.体の構成要素を考える際には,4という数字を覚えておくと便利です.