情報授業実践記録
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総合学習から全体発表形式への取り組み
星槎国際高等学校 立川学習センター
松下清喜
 
1.全体目的

 情報化の時代の中、教科授業以外でもパソコンに触れる機会を多く設定することによって相互協力の機会を与え、人間関係の改善にもつとめ、協力して課題研究に取組む。
 対象生徒 星槎国際高等学校 立川学習センター 150名
 
2.テーマ学習仕様

 文化祭の全体テーマを基に、前年度の江戸時代「幕末」から引き続き、今年度は明治時代「文明開化」を使用し学内全体の意識高揚をはかる。
メインテーマ 「文明開化」
サブテーマ 1学年 「大地」
2学年 「水」
3学年 「空気」
仕様 提出サイズ  B4 3枚以上
縦仕様 横書き フォント MS−ゴシック カラー黒
標題 36ポイント以上 氏名他説明等28ポイント
データはFDまたはCDにて決められたPCを使用しプリントアウトすること。
標題以外の構成は自由
感想と使用資料を必ず明記
ピーペーストでの提出は不可
指導 PC室のPCおよび職員用PCまたは自宅のPCを使用する。
テーマ内容構成は担任が相互理解の基に指導を行う。
テーマ内での信教、差別または懸念される素材については指導を行い、取り扱いに注意する。
 
3.期間

 9月上旬より適宜、総合学習の時間で指導するにあたり、2週間を目安にテーマを決定させる。10月3週目を締め切りとし、4週目を最終指導構成確認期間とし、10月末日に提出を締め切る。
 
4.取り組み

(ア) 基本的に総合学習の時間を使用する。
(イ) コンピュータ室を使用する。
(ウ) 担任または指導教員がつく。
(エ) 正確な情報を読み取ることができるか、情報の整合性があるか、1文献だけでなく、多岐にわたっての情報の読み取りを実践し、相互評価を行う。
(オ) 全体の構成がしっかりとできるように指導者指導ではなく生徒の自主性を育むようにする。
(カ) 文章表現の工夫、説明、情報の統合と構成に注意し、オリジナリティのあるレポート作成を心がける。
(キ) PCに不慣れな生徒ために、指導体制や時間配分に注意し、PCに慣れている生徒との融合をはかり、慣れている生徒に対しては、不慣れな生徒に対して思いやりの気持ちを持たせ、共学できるように配慮する。
 
5.発表方法

 本校の文化祭(星槎フェスタ、H17年11月5日6日)にて発表スペースを設け、提出者全員の展示発表を行う。


 
6.評価

 保護者向けのアンケート調査を実施し、内容評価基準を考慮する。
 習熟度別個別評価表を作成し、各担当指導教員が評価する。

10項目 各5段階評価

1、PCハード面の理解度
6、PC機能活用度
2、PCソフト面の理解度
7、情報の統合と構成度
3、インターネット習熟度
8、共学能力度
4、情報処理の時間
9、構成と表現能力
5、情報処理の習熟度
10、総合評価

 絶対的評価ではないが、PC習熟度と共学度の割合を重視する。
 学内判断のみで、対外的、個人的には発表しない。