2020年度用 中学校理科教科書内容解説資料 未来へひろがるサイエンス
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1 理科の学習を進めると算数 ・ 数学の知識が必要ここでは,算数・数学の内容や,単位,数すう値ちに理科でよく 抵てい抗こう器きに加えた電圧から流れる電流の大きさを考える● 比例1抵抗器Aに加える電圧をx〔V〕,抵抗器Aに流れる電流の大きさをy〔A〕とすると,xとyの関係は上の表のようになった。この表で,上下に対応する値に着目すると,yの値はxの      倍になっている。アこのことから,xとyの関係は,となり,右のようなグラフで表される。y= アxaは   で求められる。上の場合,          y x a=       0.25イとなり,流れる電流の大きさを求めることができる。  y=      × 4.00 A=      Aアウ●上の例で,4.00 Vの電圧を加えると,y=      ア●また,上の例で,抵抗器Aに流れた電流の大きさがとなり,加えた電圧を求めることができる。  x=        V =      V0.10アエ〔yがxにともなって変わり,y =ax  a は定数比ひ例れい定てい数すうという (aは負の場合もある)。x電圧 ︹V︺0y抵抗器Aに流れる電流の大きさ 〔A〕072 「基本のチェック」は,章ごとに設定しています。「用語の確認」で大事な理科用語をしっかりと覚えた後は,「観察・実験の確認」にとり組み,観察・実験の基本的な内容が理解できているかを確認します。そして,「要点の確認」で各章の要点となる内容を確認します。「ステップアップ」 は, 「基本のチェック」, 「力だめし」,「学年末総合問題」 の3ステップで構成しており, 「力だめし」 は,  各単元末に設定しています。単元の学習を終えた段階でとり組み,単元で学習した内容が身についているかを確かめることができます。右の図のようにガスバーナーの炎がオレンジ色のとき,A,Bどちらのねじを,ア,イのどちらの向きに回すと青色の炎になるか。1 p. 116 ~ 117写真は,ペットボトルの本体 (PET) とキャップ (PE) を水の中に入れたときのようすである。5 p. 135金属に共通する性質を4つ答えなさい。2 p. 128右のグラフは,物質A, Bの体積と質量との関係を表したものである。3 p. 130プラスチックに共通する性質を4つ答えなさい。4 p. 134同じ体積での質量を比べたとき,質量が大きくなるのはA, Bのどちらか。①写真のような結果になったのはなぜか。その理由を,簡かん単たんに説明しなさい。①密度が大きいのはA, Bのどちらか。②写真の実験のほかに,PET と PE のちがいを簡単に確認するにはどのような方法があるか。②1B-47-UB-z-ex01アイBA1B-47-UB-z-ex020AB0体積 [cm3]質量 [g]金属A,Bの密度をそれぞれ求めなさい。ただし,答えは小数第2位を四し捨しゃ五ご入にゅうして,小数第1位まで求めるものとする。表は,3種類の金属の密度を表したものである。金属A,Bは何であったことがわかるか。それぞれ物質名を答えなさい。12物質鉄銅アルミニウム密度[g/cm3 ]7.878.962.702金属A金属Bステップアップステップアップ基本のチェック 1章解答はp.7947 51015使う目的や形などでものを区別するとき,コップや缶かんをア    といい,材料で区別するとき,コップをつくるガラスやプラスチックをイ 物質 という。炭素をふくみ,燃えて二酸化炭素が発生する物質をア 有機物 といい,(ア)以外の物質をイ 無機物 という。鉄や銅など,電気をよく通し,特有の光こう沢たくのある物質をア 金属 といい,(ア)以外の物質をイ 非金属 という。てんびんではかる物質そのものの量をア 質量 という。また,メスシリンダーではかることができる量をイ 体積 という。物質1cm3あたりの質量を 密度 といい,物質の種類によって決まっている。いっぱんに         は軽く,熱や力を加えると加工しやすい,電気を通さない,さびないなどの特とく徴ちょうをもっている。❶物体 p. 123❷ p. 127❸ p. 128❹ p. 129❺ p. 130❻プラスチック p. 134物質いろいろな物質とその性質1 122  135本冊身のまわりの物質砂さ糖とう,かたくり粉,食塩を燃ねん焼しょうさじにのせて炎ほのおの中に入れ,燃えるかどうか調べる。①3種類の金属(鉄,銅,アルミニウム)のいずれかでできた金属Aの質量を電子てんびんではかったところ,33.2 gであった。①①で火がついた物質は,図のように燃焼さじを石せっ灰かい水すいの入った集気びんの中に入れる。②図のように,50.0 cm3の水が入ったメスシリンダーに金属Aを静かに入れて目め盛もりを読みとったところ,54.2 cm3であった。②火が消えたら燃焼さじをとり出し,集気びんにふたをしてよく振ふる。③種類のわからない金属Bについても同じようにして,質量と体積をはかったところ,質量は18.8 g,体積は7.0 cm3であった。③砂糖,かたくり粉,食塩のうち,①で燃えたものはどれか。すべて選びなさい。③の操そう作さで,石灰水はどのように変化したか。2の変化から,この実験では,ものが燃えて何が発生したことがわかるか。123    謎なぞの物質Xの正体実験1 125 本冊    密みつ度どによる物質の区別実験2 131 本冊50.0cm3の水金属 A石灰水❶アイ❷アイ❸アイ❹アイ❺❻1231金属A金属Bステップアップステップアップステップアップ基本のチェック基本のチェック 1章46 5101520253035サイエンスアプローチサイエンスアプローチ気体の集め方と調べ方実験1への作図 記述物質の成り立ち化学変化と原子・分子1 126  141本冊実験1を行う前に,気体の集め方や調べ方 (本ほん冊さつ p.129) を思い出してみよう。下の器具を使って,水にとけにくい気体を集めるための装そう置ち図をかいてみよう。❶酸素,二酸化炭素,水素を発生させ,試験管に集めた。それぞれの気体を確かく認にんする方法をまとめた下の表を完成させてみよう。❷右の図は,塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの混合物からアンモニアを発生させる実験の装置を示している。加熱している試験管の口を下げているのはどうしてか。その理由を説明してみよう。❸酸素二酸化炭素水素線せん香こうが石せっ灰かい水すいが気体が装置図水にとけにくい気体を集めるときは,水すい上じょう置ち換かん法ほうだったね。2B-10-AB-z-ex01水の入った水そう試験管ガラス曲管塩化アンモニウム3gと水酸化カルシウム2g乾かわいた試験管石せっ灰かい水すいを入れてよく振ふる。マッチの火を近づける。火のついた線せん香こうを入れる。水を少し入れておく。10 510砂さ糖とうと食塩のラベルが見えにくくなって困こまっていたんだ。なめてみればすぐにわかるでしょう。でも,薬品は簡かん単たんに口にしてはいけないと習ったから,燃ねん焼しょうさじにそれぞれの物質をのせてa 加熱してみたんだ。実験はうまくいったの?うまく区別することができたよ。区別しにくいといえば,スチール缶かんとアルミニウム缶も区別しにくいね。確かにそうだね。缶の表示を見る以外に,区別する方法はないかな?鉄とアルミニウムは金属だから,b 共通の性質もあるけれど,性質のちがいがわかれば,区別できると思うよ。わたしなら,c 身近な道具を使って簡かん単たんな操そう作さで区別することができるわ。d 密みつ度どのちがいを調べても,区別できそうだね。ゆうた: もえ : ゆうた: もえ : ゆうた: もえ : ゆうた: もえ : ゆうた:1B-54-UB-z-ex01ガスバーナー①1ねじ向き2①   ②③④34方法スチール缶アルミニウム缶5   は,下線部aで使用したガスバーナーである。このガスバーナーに点火するには,マッチの火を近づけながら,A,Bどちらのねじを,ア,イどちらの向きに回せばよいか。1.図2下線部aの実験結果と考察について,次の     の①~③にあてはまる語句を答えなさい。また,④には砂糖か食塩のいずれかを書きなさい。2.下線部bの性質を確かく認にんするため,スチール缶とアルミニウム缶をそれぞれ紙やすりでみがいた。このとき,どのような変化が共通して見られるか。3.下線部cで考えられる簡単な操作の方法と,それぞれの缶に見られる結果のちがいを書きなさい。4.下線部dの実験のために,    のように,それぞれの缶を切断し,紙やすりでみがいた数すう枚まいの小しょう片へんを準備した。これらの小片と,電でん子してんびんやメスシリンダーを用いて密度を調べる方法を書きなさい。5.図3物質の学習を終えた後のゆうたさんともえさんの会話を読み,問いに答えなさい。1• 下線部aの実験では,一方の物質に火がついたので,    のように,すぐに集気びんの中に入れた。火が消えた後,燃焼さじをとり出して,ふたをしてよく振ふると     が白くにごった。また,燃焼さじには黒色の物質が残っていた。この結果, この物質は, 燃えて     が発生する     物に分類される     であることがわかった。図1①②③④物質3図1B-54-UB-z-ex03アイBA1B-54-UB-z-ex042図1図1B-54-UB-z-ex02力だめし解答はp.8054 510152025マイノートの使い方サイエンスアプローチ単元単元単元単元単元単元単元単元「作図」 「読解」 「記述」 で身につけることができる力を表示しています。「サイエンスアプローチ」では,本冊の観察・実験に関連した課題をとり上げています。文章や図をかく作業を通して,思考力や表現力などを身につけることができます。基本のチェック力だめし マイノート p.46-47  1 年 マイノート p.10  2 年教科書 (マイノート) の構成と特徴6

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