2020年度用 中学校理科教科書内容解説資料 未来へひろがるサイエンス
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 平成24年度より施行の学習指導要領に示されている内容は,第1分野,第2分野とも7つの大項目に分けられており,教科書は学年別になっています。本教科書では,各学年を「生命・地球編」と「物質・エネルギー編」に大きく2つに分け,また,1年生の最初には小学校からの接続を円滑に行う「序章」を,3年生の最後には1・2分野を融合した「環境編」を設けています。 標準授業時数は,1年105時間,2年140時間,3年140時間となっています。本教科書では,余裕をもって指導できるように配慮し,3学年全体に予備時間を設けた年間指導計画案を示しています。 前3ページにわたって掲載した年間指導計画案 (標準タイプ:3学期制) は,3学期制を想定した交互履修の一例です。平成24年度より施行の学習指導要領では,各学年内の指導順序の並べ替えが可能になっています。そこで,学校の設備や地域の状況に応じた多様なカリキュラムに柔軟に対応できるように,複数の年間指導計画案を提示いたします。 まず,「標準タイプ」 は,1年生の最初を生命 (植物) 単元からスタートし,最も一般的と考えられる指導順で,植物の観察や気象観測,静電気の実験など,季節的な影響も考慮した案になります。 左下の「理科室優先対応」 は,理科室や顕微鏡などの使用が学年間で,できるだけ重複しないように配慮した案です。 右下の 「寒冷地対応」 は,1年生の最初を,気候に左右される生命(植物)単元ではなく,物質(化学)単元からスタートする案です。おもに北日本地域で参考にしていただける指導計画案です。● 理科室優先対応:3学期制● 寒冷地対応:3学期制第2学年単 元地球の大気と天気の変化(23)予備 (4)動物の生活と生物の進化(39)予備 (5)化学変化と原子・分子(29)予備 (4)電流の性質とその利用(32)予備 (4)配当月4月(11)5月(13)6月(16)7月(8)9月(15)10月(16)11月(16)12月(10)1月(12)2月(15)3月(8)地球生命物質エネルギー第3学年単 元生命の連続性(14)予備 (4)化学変化とイオン(25)予備 (5)運動とエネルギー(33)予備 (5)宇宙の中の地球(20)予備 (5)自然と人間(24)予備 (5)配当月4月(11)5月(13)6月(16)7月(8)9月(15)10月(16)11月(16)12月(10)1月(12)2月(15)3月(8)生命物質エネルギー地球環境第1学年単 元身のまわりの物質(26)予備 (2)自然の中に生命の営みを見つけてみよう(5)植物のくらしとなかま (21)予備 (2)光・音・力による現象(26)予備 (2)活きている地球(19)予備 (2)配当月4月(8)5月(10)6月(12)7月(6)9月(11)10月(12)11月(12)12月(7)1月(9)2月(12)3月(6)物質生命エネルギー地球第2学年単 元動物の生活と生物の進化(39)予備 (5)化学変化と原子・分子(29)予備 (4)地球の大気と天気の変化(23)予備 (4)電流の性質とその利用(32)予備 (4)配当月4月(11)5月(13)6月(16)7月(8)9月(15)10月(16)11月(16)12月(10)1月(12)2月(15)3月(8)生命物質地球エネルギー第3学年単 元生命の連続性(14)予備 (4)化学変化とイオン(25)予備 (5)運動とエネルギー(33)予備 (5)宇宙の中の地球(20)予備 (5)自然と人間(24)予備 (5)配当月4月(11)5月(13)6月(16)7月(8)9月(15)10月(16)11月(16)12月(10)1月(12)2月(15)3月(8)生命物質エネルギー地球環境※上記2案の各学年の時数は,標準タイプと同じ時数に設定しています。第1学年単 元自然の中に生命の営みを見つけてみよう(5)植物のくらしとなかま (21)予備 (2)身のまわりの物質(26)予備 (2)光・音・力による現象(26)予備 (2)活きている地球(19)予備 (2)配当月4月(8)5月(10)6月(12)7月(6)9月(11)10月(12)11月(12)12月(7)1月(9)2月(12)3月(6)生命物質エネルギー地球単元構成と標準授業時数について年間指導計画案について資料47

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