2020年度用 中学校数学教科書内容解説資料 未来へひろがる数学
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50学習指導要領中学校数学の目標啓林館「未来へひろがる数学」の特色⑤数学を活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てること身につけた数学的な知識を総合的に活用する場面を設け,活用しようとする態度の育成をはかっています。3.各地の特色ある教育への対応 観 点啓林館「未来へひろがる数学」の特色きめ細かな個に応じた指導ができるよう,習熟度別指導,補充的な学習,発展的な学習などに対応できるよう工夫されているか。教科書本冊を本編(各章)とオプション(力をつけよう,数学広場)の2部構成にし,さらに多様な学習形態と生徒の個に応じた主体的な学習のためにMathNaviブック(別冊)を用意しています。本冊本編では,学習指導要領の範囲を網羅した必修内容を扱っています。「力をつけよう」は,家庭で学習するときや授業中に早く「問」を解き終わってしまったときなどに取り組む問題,「数学広場」は興味・関心などに応じて学習する内容で構成しています。「MathNaviブック(別冊)」は既習の内容の確認と学習したことがらの活用を中心に構成していますが,必要なものを必要に応じて取り扱えるようにしています。なお,「本編」は時間配当をしていますが,「力をつけよう」,「数学広場」,「MathNaviブック(別冊)」は,全員が一律に学習する必要のない配当時間外の内容として位置づけています。標準時数配当時数予備時数1年140123172年10590153年14011624地域の環境,素材や施設,人材を活かした学習ができるように配慮されているか。素材は,特定の地域だけを集中的に取り上げることがないように,できるだけ広範囲にわたるよう配慮しています。放課後や土曜日を利用した教育活動などの多様な教育形態への対応は工夫されているか。教科書全体として,必修(コア)部分と選択(オプション)部分を明確に区別し,特にオプション部分を多様な教育形態でも活用できるように工夫しています。

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