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テンサン天蚕
天蚕は日本で江戸時代の終わりまで使い続けられた星座です。 江戸時代の天文学者・渋川春海(1639~1715)は従来の中国の星図を使用していましたが、肉眼で見えるにもかかわらず中国星座に組み込まれず名前がない星が数多くあるのを不便に感じていました。 そこでそれらの星をつないで新しい星座を61作りました。その内のひとつが「天蚕」であです。 天蚕とは機織りに用いる絹糸を作るための繭を作り出す蚕のことでです。 中国星座の「織女」が天上で綿を織る仕事をしていることから、この星座の近くに設けられたそうです。
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オンミョウリョウ陰陽寮
江戸時代に渋川春海によって作られた「陰陽寮」は、現在のしし座付近に位置していた星座です。 渋川春海(1639~1715)は従来の中国の星図を使用していましたが、肉眼で見えるにもかかわらず中国星座に組み込まれず名前がない星が数多くあるのを不便に感じていました。 そこでそれらの星をつないで新しい星座を61作りました。その内のひとつが「陰陽寮」です。 陰陽寮とは暦作成や天文占いなどを司った日本の役所です。 しし座付近にあった中国星座「霊台」は天文気象占いのための観測を行なう場所を表すため、その名称に習い日本の役所の星座を設けたと思われます。



