モンシロチョウを育てよう!
モンシロチョウをよぼう
キャベツとたまご 

 モンシロチョウは、あたたかくなってきた4月ごろ、かつどうをはじめます。花だんに、キャベツやアブラナなど、アブラナのなかまがそだっていれば、そこにたまごをうみにきているかもしれません。それらの葉をよくしらべてみましょう。
  もし、近くにキャベツなどがなければ、キャベツのたねをまいて、うえ木ばちやプランターでそだてましょう。

 キャベツは、たねをまいて水をやると、2〜5日ぐらいでめを出します。ビニルポットにたねをまき、なえをたくさんそだてておくと、モンシロチョウをそだてるときのえさにこまりません。すぐにめを出し、少しぐらいなら水がなくてもかれないので、たくさんそだてておくとよいでしょう。

キャベツのふた葉 やじるし 本葉がでたところ
キャベツのふた葉
 
本葉が出たところ
たまごとよう虫をさがそう
 よう虫とたまご
  キャベツのなえがそだってきたら、毎日よくかんさつしましょう。よく見てみると、葉が切れていたり、あながあいていたりしているのがわかります。
  これが、モンシロチョウがキャベツにたまごをうみ、よう虫がそだっているしるしです。葉のうらがわにいるかもしれません。
  モンシロチョウのたまごは、とても小さいので、見おとしてつぶしてしまうことがないように、気をつけてさがしましょう。
  たまごやよう虫を見つけたら、葉につけたままもち帰り、かんさつしていきましょう。

ほかのチョウはどこにいる?

草を食べるアゲハのよう虫 モンシロチョウは、アブラナのなかまにたまごをうみます。これは、モンシロチョウのよう虫が食べる植物(食草)がアブラナのなかまだからだよ。
  アゲハの食草は、ミカンやサンショウなど
ミカンのなかま、キアゲハの食草は、パセリやニンジンなどセリのなかまなんだよ。だから、それらの植物をしらべれば、よう虫が見つかるかもしれないね。 どんなにミカンの葉をしらべても、よう虫が見つからないときは、そのまわりにはさいしょからアゲハがいないということになるね。 (しゃしんはアゲハのよう虫が葉を食べるようす。)

さあ、かんさつしよう!
なえキャベツ モンシロチョウのたまごは、うみつけられてすぐのものは黄色く、高さが1mm、はばが0.5mmほどの細長い形をしています。4〜5日ほどで、よう虫がうまれます。そのころには、たまごはだいだい色になります。
  たまごやよう虫を、葉につけたままもち帰ってきたら、空気が入れかわるようにあなをあけたプラスチックカップなどの入れ物に入れてそだてます。よう虫には、キャベツの葉をあたえましょう。ビニルポットのなえのままもち帰ってきて、そだててもよいでしょう。
  モンシロチョウのよう虫は、どのぐらいそだっているかで大きさや色がかわるので、よう虫のようすをよくかんさつしましょう。また、食べるキャベツのりょうやふんのりょうもかんさつしましょう。

よう虫のそだちとさなぎ

 モンシロチョウのよう虫は、かわをぬいで大きくなります。これをだっぴといいます。うまれたばかりのよう虫を1れいよう虫、1回かわをぬいで大きくなったものを2れいよう虫、そして、じゅんばんに3れいよう虫、4れいよう虫とよび、5れいよう虫でさいごです。(もうこれいじょうかわをぬいで大きくならないよう虫を、しゅうれいよう虫とよぶことがあります。
 これは、ほかのこん虫でも同じようにいうことができます。たとえば、「トノサマバッタの3れいよう虫」といえば、かわを2回ぬいだよう虫ということになります。


よう虫の大きさ(長さ)と色のめやす

 かんさつしているモンシロチョウのよう虫が、どのぐらいそだっているかわからない…。そんなときは、下のひょうをめやすに考えよう。でも、それぞれのよう虫で、そだち方にちがいがあるので、下のひょうとぴったり同じにはならないこともあるよ。

 
長さ
体の色やとくちょう
1れいよう虫
4mm
オレンジ色、体のひょうめんがみずみずしく、体がすけている。
2れいよう虫
7mm
うすいきみどり色、体がすけている。
3れいよう虫
11mm
きみどり色、体のとうめいなかんじがなくなる。
4れいよう虫
18mm
みどり色、細長い。
5れいよう虫
27mm
みどり色、太い。

 大きくなるにつれて、食べるキャベツのりょうも、出すふんのりょうも多くなります。しかし、かわをぬぐ前になると、キャベツを食べなくなります。そして、歩き回り、ふんをして、体の中をからにするようです。このうごきから、もうすぐだっぴをするということがわかります。

  モンシロチョウは、たまごからうまれると、まずたまごのからを食べます。また、だっぴがおわると、ぬいだかわを食べます。アシナガバチなど、モンシロチョウのよう虫をねらっているほかの動物に見つからないように、自分がいるというしょうこを、のこさないようにしているのかもしれません。
さなぎ

  5れいよう虫になると、さなぎになる場しょをきめ、おしりを糸でうごかないようにし、さらに体に糸を1回まきつけて、体がうごかないようにします。そして、かわをぬぎ、さなぎになります。さなぎになる場しょをきめてからさなぎになるまで、数時間かかります。
  さなぎになると、えさを食べず、うごかなくなります。さなぎの色はみどり色だったり茶色だったり、さなぎになった場しょによって、ちがいます。

こんなところにもさなぎがいるよ!

たてもののカベにくっついたサナギ 右のしゃしんは、たて物のかべにくっついてさなぎになったモンシロチョウで、はちうえのキャベツがおいてあるところから、10mほどはなれている場しょまでうごいて、さなぎになったんだよ。

  モンシロチョウは、キャベツなどの葉にたまごをうみつけるから、うまれたばかりのよう虫は、すぐにえさを食べられるけれど、ハチや鳥など、ほかの動物にねらわれてしまうこともあるんだ。とくに、さなぎのあいだはうごくことができないから、いちばんあぶないよね。だから、モンシロチョウは、遠くの木やたてもののかげにうごいて、さなぎになるのかもしれないね。

  キャベツから少しはなれたところをさがしてみよう。さなぎが見つかるかもしれないよ。

せい虫になったよ
 さなぎは、何日かたつと、チョウのはねがすけて見えてきます。まもなくかわをぬいで、せい虫になります。これをうかといいます。

せい虫のモンシロチョウ せい虫になる1時間ほど前になると、さなぎは体をぴくぴくとうごかします。これがもうすぐせい虫になるしるしです。やがて、頭のほうのかわをやぶり、せい虫が出てきます。出てきたばかりのせい虫のはねはしわしわで、そのままではとぶことができません。しばらくの間、どこかにつかまって、はねがピンとのびるまで、じっとしています。はねがきれいにのびると、おしりのところから赤いたいえきを出します。やがて、モンシロチョウのせい虫はとびたちます。

  せい虫は、ストローのような口で花のみつをすいます。そして、キャベツやアブラナがそだっているところにとんでいき、おすとめすが出会い、こうびをします。こうびしたモンシロチョウのめすは、またキャベツなどにたまごをうみ、新しいモンシロチョウの一生がはじまります。だから、モンシロチョウのせい虫のかんさつをしたら、にがしてあげましょう。


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たまごとよう虫をさがそう
   
さあ、かんさつしよう!
   
よう虫とさなぎ
   
せい虫になったよ