カリキュラム編成例4

(職業教育を主とする全日制専門学科) ()内は単位数 □増単位 △減単位
 
第1学年
第2学年
第3学年
時間 (共通) (共通) (共通・一部選択)
1 国語総合(4) 現代文(2)
(2,3年分割履修)
現代文(2)
2
3 世界史A(2) 日本史Aまたは地理A(2)
4
5 現代社会(2) 数学(2)
(2,3年分割履修)
数学(2)
6
7 数学(3) 物理,化学,生物
地学から1科目(3)
国語表現,国語表現
倫理,政治・経済,
数学A,数学B
理科総合A,理科総合B,
物理,化学,生物,地学,
リーディング,ライティング
から選択(7)
8
9
10 理科総合Aまたは
理科総合B(2)
体育(3)
11
12 体育(3)
13 保健(1)
14 音楽,美術,工芸
書道から1科目(2)
体育(2)
15 保健(1)
16 オーラル(2) 英語(3) 英語(3)△
17
18 家庭総合(2)
(1,2年分割履修)
19 家庭総合(2) 専門科目 (8)
20 情報A,情報B,情報C
から1科目(2)
21 専門科目 (9)
22 専門科目 (8)
23
24
25
26
27 総合的な学習の時間(3)
28
29
30 ホームルーム活動(1) ホームルーム活動(1) ホームルーム活動(1)
合計 30 30 30
* 学校の実情に応じて,学校設定科目が設定される場合もある。
3年の選択群内の科目は学校の実情に応じて,増単位または減単位される。


 解 説 

全体のカリキュラム編成について
 新学習指導要領では,専門学科における専門教育に関する教科・科目の必修単位数は,現行課程の30単位以上から,25単位以上に縮減された。このため編成例4では,専門科目の履修単位を25単位とし,普通教科も履修科目をできるだけ限定して,各学年に配置した。体育は8単位,芸術はを付した科目のみの2単位,家庭科は4単位を全員が履修するモデルとなっている。
 また,「総合的な学習の時間」は,職業教育を主とする学科の専門科目に属する課題研究などのまとめ的な学習としての履修を想定して,第3学年にまとめて3単位として組むこととした。編成例3と同様に各学年で1単位ずつ履修するカリキュラム編成も考えられる。

英語のカリキュラム・デザイン
 第1学年のカリキュラムとシラバス・デザイン 
 オーラル・コミュニケーションの2単位のみの履修としている。
 英語学習より他の専門科目などを学習する必要の方が大きい場合や,生徒が英語学習を苦手としているような場合,できるだけ楽しい授業を行うことが望まれる。英語学習に対して生徒は単語を覚えることに相当な抵抗があるようだが,そういった拒否反応があるにもかかわらず英語を話したいという願望をかなり強く持っている。
 「聞くこと」「話すこと」にこれまで以上に比重を置いた中学の英語学習から高校の英語学習への橋渡しとなるオーラル・コミュニケーションで,実際に英語を使ってみることを基本目標に,実生活に役立つ教材などを扱いながらリスニングやスピーキングの力を付けるシラバスを考えることが何よりも大切である。音声によるコミュニケーション能力を重視した中学校での授業の良いところを引き継いで,高校の授業に臨む必要があるだろう。第1学年では,英語の履修よりもオーラル・コミュニケーションの履修の方が望ましいと考える。
 オーラル・コミュニケーションは標準単位の2単位の履修としたが,他教科とのバランスで第1学年の単位に余裕が許せば,3単位に増して履修する方が望ましいことは言うまでもない。

 第2学年のカリキュラムとシラバス・デザイン 
 英語の3単位を履修することとする。
 1年生で音声面を重視したオーラル・コミュニケーションを履修した後,2年生では総合的なコミュニケーション能力を育成するものとして英語を学習させる。英語嫌いにさせないように基礎的な力を付けることに心がけることとする。
 ゆとりを持った3単位の授業であるようにシラバスを組む必要がある。

 第3学年のカリキュラムとシラバス・デザイン 
 標準単位が4単位の英語を1単位減の3単位としてカリキュラムを組むこととする。
 標準単位が4単位であるこの科目を3単位で履修させることから,教科書のレッスンをあらかじめ選定した上,読みの授業に終始するようなことは避け,「聞くこと」「話すこと」に重点を置いた総合的なコミュニケーション能力を身に付けるようなシラバスの構成を心がける。
 また,英語を得意とする生徒や進学上英語を必要とする生徒には,それらの生徒のニーズに合わせてリーディングやライティングなどの選択科目をとらせるようなカリキュラムを組む必要もある。



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