| English Expressions A la carte 英語表現アラカルト |
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| Agree or Ugly? アグリーはアグリーでない |
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| 旭川工業高等専門学校教授 十河 克彰 |
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| 厳しい訓練を受けた,言葉の専門家である,TVアナウンサーの中にも,「ヒ」と「シ」を混同するのを時々耳にします。「わくらばにシト(人)とはあるを」と読んでいました。でも十分話は通じます。ところが,英語の場合,かなり問題になります。 “Sit down here.”はカタカナ英語では,「シット・ダウン・ヒヤ」となり,“Shit down here”と英語人には聞こえます。同様に,市役所,city hall は,シティホール,shitty hall となります。知性と少々の教養のあるアメリカ人なら,このような下品で,汚い言葉は,人前では口にしません。これを知性も教養もある日本人が,口にするものですから,英語人は激しいショックを受けます。 また,L と Rにしても,日本語をアルファベットで表記するローマ字を考案した,ヘボン博士は,「らりるれろ」を「ra ri ru re ro」としましたが,「la li lu le lo」とすべきでなかったかと思います。なぜなら,英語人には,日本語の「らりるれろ」は,「L」でも「R」でもありませんが,強いて言えば,「L」に聞こえるからです。日本語,ラ行音は,英音「L」と,舌先は位置こそ違え,間違いなく口蓋に接します。 会議に参加しました。英語の音調,発音,一切無視の,カタカナ英語を堂々と話す我が同胞と,何とか少し英語を理解できる私が出席しました。日本人はこの二人です。あとは,6人ほどのアメリカ人です。 言葉は英語です。会議中,カタカナ氏が,完全カタカナ英語で,しかも,英語音調無視で,誰かが発言するたびに,「アイアグリー」,「アイアグリー」,を連発します。度重なる「アイアグリー」に頭にきた英語人の一人が,少々強い口調で言いました。
一同,一瞬,沈黙しました。でも,そこは大人ですので,なにも気が付かなかつたふりをして会議は続きました。 |