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England is Part of the U.K.
イングランドはU.K.の一部
旭川工業高等専門学校教授
十河 克彰

 2006 FIFA ワールドカップで、イングランドのサポーターは、十字軍を思わせる旗をたて、頬には、赤十字のようなマークをつけています。激しい応援でけが人が出た時に備えて、全員救護班員か、と思ったらイングランドの国旗だそうです。おなじみの Union Jack は、と問うと、「ああ、あれですか、あれはイギリスの旗です」。イギリスとイングランドは違うのですか、と再度問うと、「違います。違うから旗も違うのです」と答えが返ってきました。
 日本ではイングランドのことをイギリス、つまり U.K. と信じている人が大勢います。イギリスという称呼は、ポルトガル語の Inglez から来たそうです。これが、イングランド、即、イギリスと錯覚を起こす原因になったのかもしれません。
 ウェールズもスコットランドも北アイルランドも、初めからイギリス、と思っている人も多くいるようです。
 イギリスの正式名称は、「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」ときちんとわが国の中学校で教えます。これは英語の正式名、the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland の翻訳です。少々これでは長すぎて日常の使用に不便ですので、 U.K. とか、Britain と短縮して使います。イングランドは、 U.K. の一員に過ぎないのです。 
 連合王国のメンバーは、England, Scotland, Wales, Northern Ireland です。 Union Jack は各国の旗を重ねて作りました。

England
Scotland
Northern Ireland
Union Jack

 重ねると、 Union Jack、the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland の国旗になります。残念ながら Wales はありません。例のドラゴンの旗は参加できませんでした。連合王国結成(1801)以前に England に併呑されていたからです。                

 2006 FIFAワールドカップドイツ大会の出場権は連合王国の中の一員 England が得たのです。