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「起床、急げ、頑張って!」、と言われれば、誰でもとっさに緊急非常事態を思い浮かべるでしょう。でも非常事態ではないので、まずはご安心ください。わたくしが勝手に、
Show a leg, shake a leg, break a leg.
の順にその日本語訳を並べただけです。韻を踏んでいますので、語呂がよく軽快な響きがします。
“Show a leg” は、「起床」という意味の命令表現ですが、主に男子寮や男子同士のキャンプなど、男子が集団で使用する場所で使われます。18、19世紀、軍艦が港に停泊中、水兵の脱走を防ぐため、英国海軍は水兵が配偶者と艦に泊まることを許していました。自己申告制でしたので、「私の妻であります」と言えば、女性の乗艦はOKでした。朝が来て、甲板長が“Come on, all you sleepers! Hey! Show a leg and put a stocking on it.” と叫んだのが由来とされています。その際、毛布の端から女性の脚が現れれば、そのまま寝ていてよろしい、毛深い脚だと、たたき起こされることに相成ったそうです。
「急げ」という意味の“shake a leg” は、“show a leg” から派生した表現と考えられています。直訳は「脚を動かせ」ですから、「ボケーッと立っているな」、と考えると理解できます。どちらも、もともとは航海に関係する表現でした。
最後に、“break a leg” (脚の骨折)は、ちょっと信じられませんが、“good luck” つまり「幸運を祈る」という意味です。誰かに幸運を祈ると反対のことが起こるという考えから、幸運の反対の不運を祈ることになったそうです。この慣用句の由来はドイツ語の慣用句、“Hals- und Beinbruch” です。英語の“break your legs and neck” に相当しますが、20世紀はじめ、ニューヨークの演劇界で短くなり、“break a leg” になったと言われています。出演前の役者に“Break a leg!” と言葉をかけることは長い間、演劇界の伝統になっていますが、現在は演劇界だけでなく、コンテストやスポーツなど、色々な場面で使用できます。
参考文献
Marvin Terban, Scholastic Dictionary of Idioms, Scholastic Inc.,1996, p.19.
http://www.phrases.org.uk/bulletin_board/2/messages/79.html
http://www.rootsweb.com/~genepool/meanings.htm
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