算数内容解説資料
38/88

6年p.72学力向上にむけての10のポイント10.学力調査問題の分析と対応全国学力状況調査や独自の評価テストの結果・分析を踏まえて,課題となっている内容については丁寧に展開したり,問題数を増やすなどして改善しています。 ■ 「数と計算」における課題:乗法や除法の意味を理解すること ■ 「図形」における課題:図形の性質を基に事象を判断すること ■ 「量と測定」における課題:求積に必要な情報を取り出して面積を求めること平成19年度の学力調査A問題4で,210×0.6の式で求められる問題文を選択する問題が出題され,正答率が54.3% でした。平成21年度の学力調査B問題1(2) で,長さの測り方の工夫を図形の性質を使って説明する問題が出題され,正答率が65.3% でした。平成19年度の学力調査B問題5(3) で,地図上に複数の図形を見いだし,必要な情報を取り出してそれらの面積を求める問題が出題され,正答率が18.2% でした。平成19年度から平成22年度までの4年間の全国学力状況調査の結果から,領域ごとに課題が挙げられています。課題となっている部分だけではなく,そこへと繋がる内容も含めて系統的に改善を行いました。全国学力状況調査結果で示された課題への対応参考:『全国学力・学習状況調査の4年間の調査結果から今後の取り組みが期待される内容のまとめ』国立教育政策研究所4年下p.55文章と図と式を関連づけて考える問題を設けて,第4~6学年で系統的に扱いました。課題への対応5年p.137求積に必要な情報を選択する問題や図形の性質をもとに総合的に考える問題を扱いました。課題への対応6年p.114図形の性質を使って木の高さを工夫して測る活動を丁寧に展開しました。課題への対応36

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る