活用の問題

学習指導要領算数科の目標には,「進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる」という文言が含まれています。
算数を生活場面や学習の様々な場面,他教科等の学習はもとより,これから先の算数や数学の学習に進んで活用していくことが大切です。
単元導入時に生活に密着した課題設定をはかるだけではなく,進んで,算数を生活の中に浸透させていくような活用の学習が必要です。
教科書では,低学年から「学びをいかそう」「もっと学びをいかそう」などで児童の興味・関心を高める活用の問題を取り上げています。
例えば,生活場面から算数をさがす活動や,1mや1kgなどの量感を養った後に,いろいろなものの大きさを予想し測定する活動,社会科で学習した表やグラフなどの資料や,国語科や生活科で学習した日記,作文などの長い文章から必要な情報を取り出し,問題解決する活動などを取り上げています。

特に,第6学年では,最終単元として「地球と算数」を設けています。ここでは,算数で学習してきたことを使って,私たちの住む地球の現在の姿を理解し,これからの地球を考えていきます。
1. 気温と二酸化炭素
2. 海水温度の上昇
3. 北極海の氷の溶解
4. 上昇する海面
5. 生活と二酸化炭素
6. 森林のはたらき
7. 二酸化炭素排出量の削減計画
8. 人と自然の共存のくふう
9. 中学校への旅立ち