正多角形

正多角形は,辺の長さがみんな等しく,角の大きさもみんな等しい多角形のことをいいます。
正多角形には,下のように,正三角形,正四角形(正方形),正五角形,正六角形などがあります。

正多角形をとらえるのに,例えば,正六角形を6つの辺の長さが等しい六角形と説明する誤りがみられます。正三角形の定義が「3つの辺の長さが等しい三角形」とあることから類推したために生じる誤りです。6つの辺の長さが同じこと,6つの角の大きさが同じことの条件がともに必要なことを理解させることが大切です。
また,正多角形の指導にあたっては,ただ,その用語の意味や性質を知らせるだけでなく,具体的に図をかくなどの操作をさせることが大切です。

上のように,折り紙の操作から,円の中心のまわりの角を区切っていく方法を考えさせていきます。