九九表

81通りすべてを総九九といい,交換法則を適用して,36通りを省いた(45通り)九九を制限九九(半九九)といいます。九九表は,総九九を表にまとめたものです。
九九表は,九九の完結にあたって,九九の理解を深め,統一的な促え方をさせるという点で大変意義のあるものです。
教科書では,第2学年と第3学年で九九表を取り扱っていますが,第2学年では,次のようなことを見つけさせることが大切です。
1. 九九の答えの並び方を調べさせる。
2. 乗数と被乗数を入れかえた場合の積について調べさせる。
3. 積が同じになる九九を見つけさせる。
指導にあたっては,既習の九九の理解をまとめるという意味から,まず,九九表づくりから始め,表の見方を知らせます。

九九表をつくる際には,かけられる数,かける数などをしっかりおさえることが大切です。
九九表には,1.~3.の指導内容の他に多くの内容が含まれていますが,3年上「1 九九の表とかけ算」との関連を考え,行き過ぎのないように取り扱うことが大切です。