図形の敷き詰め

図形の敷き詰めでは,正方形や長方形などが身の回りに多く使われていることに目を向けさせ,それらを敷き詰める活動を通して,平面の広がりについての理解の基礎となる経験を豊かにすることがねらいとなります。

指導にあたっては,タイル張りの模様を見せるなど,身近なところに敷き詰め模様があることを知らせ,敷き詰めに対して関心を向けさせることが大切です。
模様づくりでは,まず最初に模様をよく観察させ,どんな色のどんな形の色紙を用意すればよいかを考えさせ,必要な枚数だけ切らせます。
切った色紙をすきまなく並べて平面を敷き詰めていくのは技術的に少し難しいので,台紙にのりで貼らせるとよいでしょう。このとき,方眼のついた台紙を使うときれいに仕上がります。
また,つくった模様を見て,いろいろな形をみつける活動を取り扱っています。
なお,図形の敷き詰めに関しては,第3学年で正三角形や二等辺三角形,第4学年で平行四辺形,ひし形,台形,一般四角形を取り扱っています。