平成26年度 国別研修ラオス「理数科分野の教科書及び教員指導書の改善」コースに係る企業見学

JICA国別研修に係る企業見学の依頼を受け,弊社会議室で開催しました。今回はラオス教育省からお2人の先生にご足労いただきました。朝から準備に張り切る我々は,ラオス語の挨拶や飾りつけでお出迎えしました!

まず,弊社の沿革や日本の教科書採択制度,流通経路について説明いたしました。特に採択制度はかなり興味深いご様子でした。休憩時間中は,弊社の教科書教材やデジタル教科書に興味津々。デジタル教科書については,学校で実際にどのように使われているのか,使用プログラムなどご質問をいただきました。

次は,教科書の編集・制作についてです。編集部からは,どのようにして教科書を作り上げていくのか,紙面をお見せしながら説明いたしました。特に現場からの意見聴取の方法に興味を持たれている様子でした。

教科書で実験器具として紹介している手回し式の発電機を体験していただきました!

今回,我々が講師役として様々な内容をお伝えいたしましたが,折に触れてラオスの教育現場の実態についても知ることができ,大変勉強になりました。お伝えした内容がラオスの教育にとって役に立てばと思います。「理数は世界共通語である」という考えのもと,啓林館はこれからもJICA教育支援の取り組みをサポートして参りたいと思います。

後日,とても嬉しいお便りが届きました。

I would like to say thank you very much to you and all people at KEIRINKAN Publishing company, Ltd. I think that I had good opportunity for coming to KEIRINKAN Publishing company, Ltd, which company is famous and I also get many experience or some ideas from this visiting, and I will to talk with my colleague about this visiting in order to improve the mathematics and sciences textbooks of Laos in the next time.

Best regards,
Outhit THIPMANY

2014年6月

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