JICAバングラデシュ 小学校理数科教育教科計画 フェーズ2編

広島大学と株式会社パデコさんが共同企業体を形成して,2004年から実施しているプロジェクトに啓林館も参加しました!
 これまでの取り組みによって,バングラデシュ政府からカリキュラムや教科書の改訂について日本の経験と知識を提供して欲しいという要請があり,JICAがカリキュラム改訂に技術的な支援を行うことになったようです。
 バングラデシュの国家カリキュラム教科書委員会の方々に,日本の教科書制度の概要や教科書が出来上がるまでの流れをご説明しました。


議論も活発に行われます(ベンガル語)

バングラデシュでは日本のように民間の教科書出版社はないそうです。教科書の検定制度や採択方法なども大きく違うことがわかりました。
 また両国の理数教科書を持ち寄った討論では,啓林館の算数と理科教科書で教科横断的な指導ができる構成に「excellent!」と仰っていただけました。

続いてデジタル教科書を実演。


興味津々です


研修最後に記念撮影しました


研修員も実際に操作

啓林館ではこれまでも開発途上国における理数教育の普及を目指して,ケニアにおける教員向け指導マニュアル・生徒教材の作成やモンゴルからの教員研修の受け入れなど,JICA教育支援の取り組みへのサポート事業を行って参りました。
 「理数は世界共通語である」という考えのもと,これからも地域に根ざした教育の確立を応援していきます。

2012年5月

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