中学理科教科書「未来へひろがるサイエンス」Q&A

地球

Q3
火成岩での岩石名は,ひらがな交じりの漢字で表記されているのに,鉱物名はカタカナ表記されているのは,なぜですか?

回答
 教科書で使用します専門用語の表記は,原則として文部科学省(旧文部省)の『学術用語集』にしたがっています。
 火成岩の6種類の岩石名は,学術用語集では,ひらがな交じりの漢字で表記されており,教科書もそれに準じております。一方,鉱物名は,学術用語集では「角閃石・カクセン石」のように,漢字表記とカタカナ(+漢字)表記の両方が,併記されています。したがって,鉱物名に関しては,漢字表記とカタカナ(+漢字)表記のどちらの表記を選択しても,問題はありません。
 啓林館の中学校理科では,1年生で初めて,合計12種類の岩石名や鉱物名に触れる場面において,岩石名と鉱物名を混同する恐れがあるという発達段階を考慮し,岩石名(ひらがな交じりの漢字表記)と一目で区別しやすい,カタカナ(+漢字)表記の鉱物名の表記を用いております。