祝!「はやぶさ」地球への帰還
〜「はやぶさ」とともに歩んだ7年間〜

このたび,小惑星探査機「はやぶさ」が,幾多の困難を乗り越え7年間もの旅を終えて,6月13日に無事地球に帰還しました。
「はやぶさ」を中学校理科教科書に大きく掲載することを検討していたのは,ちょうど,「はやぶさ」がロケットで地球を旅立った2003年5月頃でした。
翌年の2004年5月に「はやぶさ」が地球スイングバイ(※1)を行い,小惑星イトカワに向かう準備を行っていた頃,「はやぶさ」を掲載した教科書は,文部科学省に検定出願を行い,教科書として,世に出る準備を行っていました。
そして,2005年9月についに小惑星イトカワに到達し,サンプル採取のチャレンジを行い,燃料漏れのトラブルや交信が途絶えるなど,大きな困難から復旧し始めた2006年の春,いよいよ教科書も使用開始となり,「はやぶさ」が大きく掲載された教科書が,全国各地の中学校で使われることとなりました。
その後,およそ4年間にわたり,「はやぶさ」が無事地球へ帰還することを,見守られた先生や生徒さんも,多くいらっしゃったことと思います。
イオンエンジンによって,小惑星イトカワでの探査という偉業を成し遂げた「はやぶさ」の地球への帰還成功を,編集部一同たいへん喜んでおります。
最後になりましたが,「はやぶさ」の教科書掲載にあたり,さまざまなご協力を賜りましたJAXAの方々に,無事帰還のお祝いと併せまして心からの御礼を申し上げます。
啓林館 中学校理科編集委員会
(※1) 地球の重力や公転運動を利用して,探査機などの軌道や速さを変えること。